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粘土資源「ベントナイト」の性能評価法のJIS規格制定に貢献

粘土資源「ベントナイト」の性能評価法のJIS規格制定に貢献

2019/08/19

<産総研の記事から抜粋>

-スポット法の改良および比色法の確立-

ポイント
今後の需要拡大が期待されるベントナイトの正確な性能評価の実現に貢献
スポット法を30年振りに見直し、測定値の個人差を最小化できるよう測定方法を規格化
測定値の再現性が高い比色法の測定手順を新たに規格化

概要
国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)地圏資源環境研究部門【研究部門長 光畑 裕司】鈴木 正哉 研究グループ長、三好 陽子 研究員、高木 哲一 上級主任研究員、森本 和也 主任研究員は、大学・研究機関・企業の協力の下、ベントナイトの代表的な性能評価法である「メチレンブルー(MB)吸着量の測定方法」のJIS規格(JIS Z 2451)の制定に貢献した。MB吸着量の測定方法は約30年前に日本ベントナイト工業会がスポット法による標準試験方法を制定したが、測定値の個人差が大きいことが問題となっていた。産総研はスポット法の改良と、スポット法より再現性が高い比色法の規格を新たに制定するための研究を行った。今後JIS規格が広く使用されることにより、測定値の個人差を小さくでき、ベントナイトの性能をより正確に評価できる。なお、このJIS規格は経済産業省のウェブサイトで特に重要なJISとして取り上げられた。また、産総研の研究成果はElsevier B.V.発行の学術誌Applied Clay Scienceなどに掲載された。

本記事の詳細は、産総研のページをご覧ください。

<出典:国立研究開発法人産業技術総合研究所のウェブサイトを加工して作成>