
日本・アフリカ ビジネスフォーラム開催
2019/07/29
<JETROの記事から抜粋>
躍動するアフリカビジネス成功の秘訣を発信
ジェトロは、横浜で開催される第7回アフリカ開発会議(TICAD7、会期: 8月28日~30日)の公式サイドイベントとして「日本・アフリカ ビジネスフォーラム」(会場:横浜ベイホテル東急 クイーンズ・グランド・ボールルーム)を、8月29日に開催します。
今回のビジネスフォーラムでは、アフリカ随一の社会投資家として1万人の起業家支援を行うトニー・エルメル氏や、アフリカ域内60都市を含め100都市以上に就航し、アフリカ随一のネットワーク構築を目指すエチオピア航空CEOのテウォルデ・ゲブレマリアム氏など、日本、アフリカ各国および第三国からアフリカビジネスの第一線で活躍する企業経営層20名を登壇者として迎え「イノベーション&スタートアップ」、「第三国連携」をテーマに議論を行います。
成長市場として注目を集めるアフリカは、ビジネスの最前線として新興国企業の参入が進み、競争は激化しています。こうした環境の中、日本企業が勝ち抜くための秘訣について、登壇者とともに新たなビジネス領域や手法を紹介し、日本企業のアフリカビジネスへの参入を促します。
加えて、8月30日には特別セッションとして「アフリカを目指す中小企業」(会場:パシフィコ横浜 展示ホールB、時間:13時~14時30分)を行います。アフリカ進出を目指す中小企業に焦点を当て、日本の中小企業だからこそ提案できる傑出した製品・技術のアフリカに展開に向けた取組みを紹介することで、商談機運の醸成を図ります。
特別セッションを含む当ビジネスフォーラムへの参加登録をウェブページで、7月29日から受け付けます。アフリカビジネスに関心のある方、お申し込みください。
各セッションのポイント
テーマ別セッションI:アフリカイノベーション&スタートアップ
アフリカは、巨大市場として注目を集めつつも、同時に消費者を補足するためのデータが存在せず、これまではアプローチが困難な市場として認識されていました。しかしながら、近年アフリカ各国で勃興するスタートアップ企業は、先端技術を自国市場に適応させつつ新たなビジネスモデルを創出、決済システムなどの各種プラットフォームを通じてビッグデータの蓄積が進みつつあります。
本セッションでは、アフリカ有数のベンチャーキャピタル及びスタートアップ企業とともに、当該分野の動向や各社のビジネスモデルを掘り下げながら、日本企業にとってのビジネスチャンスや、現地スタートアップ企業との連携による市場開拓の可能性を探ります。また、アフリカのスタートアップ企業に投資実績を有する日本企業からは、その狙いと展望の共有を図ります。
テーマ別セッションII:第三国連携
1970年代、日本企業はアフリカ各国で幅広くビジネスを展開していましたが、各国の政情不安や経済情勢の悪化により撤退が進み、ビジネスノウハウの蓄積は失われてしまいました。一方、英国やフランスを中心とした欧州企業は、長期に渡る政治・経済的な関係を活用しつつ、ビジネス基盤の強化・拡大を積極的に試みています。また、中国、インド、トルコ等の新興国、並びに南アフリカやモロッコ等のアフリカ企業も、欧州企業のシェア奪取に向けて、果敢に広域展開を図っています。
こうした状況の中で、日本企業はアフリカ市場の開拓に向けてどのように取り組んでいくべきか、第三国企業との連携はビジネスを広げる解となり得るかを主題として、本セッションでは議論を行います。アフリカで広域展開を図り、存在感を有する6カ国(※)の企業経営層をパネリストに迎え、各社のアフリカビジネスの捉え方やリスクマネジメントのノウハウ等を紹介頂くとともに、第三国企業との連携実績を持つ日本企業からは、連携による成果について話を伺います。
(※コートジボワール、トルコ、英国、フランス、米国、インド。但しインドは登壇企業調整中。)
資料(PDF)の閲覧や、日時場所等、本記事の詳細は、JETROのページをご覧ください。
<出典:日本貿易振興機構のウェブサイトを加工して作成>