
海洋生分解性プラスチックの標準化に係る検討委員会が設立されました
2019/07/24
<経済産業省の記事から抜粋>
海洋プラスチックごみ問題の解決に向け、イノベーションを通じた取組として、海洋生分解性プラスチック※の開発・導入普及を図るため、海洋生分解性プラスチックの国際標準への提案を目指し、信頼性の高い手法を検討する委員会が設立されましたので、公表します。
※海洋生分解性プラスチック:海洋中に存在する微生物の働きにより、最終的に水と二酸化炭素に分解されるプラスチック
1.背景
近年、海洋プラスチックごみへの対応が国際的な課題となっています。本年6月のG20大阪サミットでは、2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにまで削減することを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」を共有しました。
経済産業省としても、廃棄物の適切な管理が何より重要であることを前提に、3R(リユース、リデュース、リサイクル)の着実な推進を行い、それでもなお廃棄物が海洋流出するリスクに対応していくため、新素材・代替素材の技術開発を促進する等、イノベーションによる解決で世界への貢献を目指すことにしています。
これに伴い、本年5月に経済産業省は、海洋生分解性プラスチックの開発・導入普及を、官民一体で連携し、促進していくため、海洋生分解性機能に係る新技術・素材の開発段階に応じて、技術課題はもとより経済面や制度面も含め、今後の主な課題と対策を取りまとめた「海洋生分解性プラスチック開発・導入普及ロードマップ」を策定しました。
ロードマップ(PDF)の閲覧等、本資料の詳細は、経済産業省のページをご覧ください。
<出典:経済産業省のウェブサイトを加工して作成>