
ドローン大手のDJI、ロボットでSTEAM教育分野に本格参入
2019/07/09
<JETROの記事から抜粋>
広東省深セン市に本社を置く民生用ドローン(小型無人機)メーカーの最大手、大疆創新科技(DJI)は6月12日、教育用地上走行ロボットの新機種「機甲大師RoboMaster S1」を日本と中国で同時に発売すると発表した(「新華網」6月13日)。
ゲーム感覚でプログラミング学習
このロボットは46個のプログラミング可能な部品から構成されている。ScratchとPythonのプログラミング言語に対応しており、楽しみながらプログラミング、ロボット工学技術を学べるように設計されている。
DJIはドローン市場の頭打ちを懸念し、2013年からプログラミングを学びたい人を対象とした教育用ロボットの研究開発をスタート。2015年からは中国の大学生を対象にDJI RoboMasterロボット競技大会を主催したり、2017年には日本のダンデライオンアニメーションスタジオとGONZOにより制作されたアニメーション「ロボマスターズ」を日本のWOWOWアニメプレミアと中国大手動画配信サイトのテンセントビデオで上映したりするなど、青少年を対象に、ゲーム感覚で楽しみながら科学やプログラミングを学べるSTEAM教育の開発と市場の育成に取り組んできた。
資料等、本記事の詳細は、JETROのページをご覧ください。
<出典:日本貿易振興機構のウェブサイトを加工して作成>