【WSN】5月の世界標準ハイライト(重要・新興技術,欧州標準化など)
2024/05/31
標準化に関するニュースを集めました。
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米国規格協会、国家標準戦略草案の実装ロードマップに関する説明会を開催
米国規格協会(ANSI)は、重要技術及び新興技術に関する国家戦略 (USG NSSCET)の実装ロードマップ草案に関する説明会を開催した。USG NSSCETは、重要・新興技術(CET)に焦点を当てたもので、米国のイノベーション・エコシステムの長期的な成功を保証するための米国政府の目標を概説している。ロードマップは、NSSCET 実施するための指針を提供するもので、今後、意見照会のため公表される予定だ。
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英国規格協会、更年期障害等従業員の健康に投資するBS規格に基づく、研修を開始
英国規格協会(BSI)は、2023年、BS 30416(職場における月経と更年期の健康問題)を発行した。今回、BSIは、組織が更年期障害を経験する従業員を効果的にサポートする能力を強化するための無料トレーニングを開始する。最近の BSI の調査によれば、英国の女性の 5 人に 1 人が定年退職前に退職する予定だという。同調査では、 5 人に 1 人 (21%) は、更年期による健康問題が仕事を続ける上での障害になっていると述べ、約4 分の 3の は、組織によるサポート強化を望んでいるという結果を紹介している。
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ASTM、イノベーションにおける標準化の果たす役割、影響を示すレポートを発行
米国材料試験協会(ASTM)は、世界的なイノベーションに対して、標準化が果たすべき役割を概説したレポートを発行した。このレポートは、ASTM125周年記念行事の一環として発行されたもので、世界各地のASTMの委員会メンバーから社会に影響を与えた規格を取り上げた事例の提出を募り、作成された。ASTMによれば、今後、各セクター毎、詳細なレポートが発行されていく予定だ。
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CEN, CENELEC,カナダ規格評議会と更なる連携に向けた会議を実施
欧州標準化委員会(CEN),欧州電気標準化委員会(CENELEC)は、カナダ規格評議会(SCC)と将来の協力分野を特定し、現在、CEN/CENELECとSCC間で締結している協力協定の見直しを行うことを目的に意見交換を実施。この協力は、2019年に始まった「EUカナダ規制協力フォーラム (RCF) 」に基づいており、現在、主に循環経済、水素技術、AI とデータに関わる分野において協力に向けた議論を進めている。
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欧州委員会,欧州標準化規則(1025/2012)に関わる意見照会を実施
欧州委員会は、将来の欧州標準化システムのため欧州標準化規則(1025/2012)の公開協議を実施する。公開協議は、2024年5月2日~2024年7月25日の間で行わる。
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