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【WSN】4月の世界標準ハイライト(サステイナビリティ,G7,データ駆動型農業など)

2024/04/16

標準化に関するニュースを集めました。

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  • 英国規格協会、持続可能なイベント運営の規格を更新


    英国規格協会(BSI)は、BS ISO 20121(イベントの持続可能性に関するマネジメントシステム-要求事項と利用手引)を改訂した。今回の改訂では、サプライチェーンへの着目、気候変動の考慮に関する要求事項、人権や子供の権利など取り組むべき課題のリストなどが含められた。尚、2024年版は、ロンドンオリンピックが開催された10年ぶりの改訂となる。

  • ローマで第1回G7標準化サミットが開催


    4月18日、G7のサイドイベントとして、ローマで第1回G7標準化サミットが開催される。このサミットでは、G7 諸国 (カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国) の国家標準化機関、欧州標準化委員会(CEN)、欧州電気標準化委員会(CENELEC)、国際標準化機構(ISO) の代表者等が一堂に介し、現在のデジタルやグリーンに関わる社会課題に対して、標準化がどのようにソリューションを提供し得るかなどを議論する。

  • データ駆動型の農業および食品システムに関するISO/TC 347がキックオフ


    2023年10月、国際標準化機構(ISO)は、データ駆動型農業食品システムに関する新しい技術委員会(ISO/TC 347)を設立した。 今回、キックオフ会議がバーチャルで開催され、42か国から150名が参加した。会議では、今後の標準化プロジェクトの議論が行われたほか、農業科学技術や農薬のプロバイダーであるシンジェンダで産業データ標準の責任者を務めるAndres Ferreyra 氏が議長に選出された。

  • CWAワークショップを規定したCEN-CENELEC ガイド 29 が改訂


    CWA(CEN CENELECワークショップ協定)は、新しい技術やテーマに関して、関心のある一般の参加者を巻き込み、文書を開発するプロセスであり、これまで約400のCWA文書が発行されている。この度、欧州標準化委員会(CEN)及び欧州電気標準化委員会(CENELEC)は、CWAの開発プロセスを規定したガイド29を改訂、ワークショップに関連し得る既存の規格開発作業に関して、関連委員会と事前協議することなどが追加された。

  • 国連での標準化に学生を参加させる


    国際連合協会世界連盟(WFUNA)は、ジュネーブで学生向けのワークショップを開催。国際電気標準会議(IEC)は、世界保健機関(WHO)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、世界知的所有権機関(WIPO)、国連欧州経済委員会(UNECE)などとともにこのワークショップに参加した。IECアカデミーは、学生に向けて、標準化と適合性評価がどう貿易障害を取り除くか、製品の安全性を確保するかなどについて講演を行った。

  • ASTMビーチパラソルの安全性を確保する規格を発行


    米国試験材料協会(American Society for Testing and Materials: ASTM、現在はASTM International)は、ビーチパラソルの安全性を確保するための規格、ASTM F 3681を開発。ASTMの会員で、過去にビーチパラソルで負傷したことのあるエド・クイグリー氏は、「風に飛ばされたビーチパラソルの危険性を人々は理解していない。空中に浮いたビーチパラソルは、帆の付いた槍のようなものであることを知る必要がある。ビーチパラソルを適切な固定装置と一緒に使用しないと、使用者は事故を起こす危険がある」と語る。



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