NEWS TOPICS

会員向け情報

SQオンライン

5G試験実施に向けロシア移動通信大手と華為技術が合意

5G試験実施に向けロシア移動通信大手と華為技術が合意

2019/06/13

<JETROの記事から抜粋>



ロシア民間移動通信大手MTSは6月5日、中国の華為技術(ファーウェイ)と2019~2020年にロシアでの第5世代移動通信システム(5G)の試験運用開始について合意したと発表した。合意枠内で両社は、現行のMTSのインフラにファーウェイ機器を用いた5Gおよびモノのインターネット(IoT)技術の導入、商用LTEの5G対応レベルまでの引き上げ、さまざまな利用条件を想定した5G試験を行う。


具体的な合意事項は、a.周波数帯スペクトル(情報信号)の効果的利用に関する協議実施、b.高速LTEギガバイト区域の開始、c.遅れの非常に小さいLTEの展開、d.5G固定ワイヤレスネットワークの開始、e.MTSの商用ネットワークにおける5Gの開始、f.5Gを用いたビジネス展開に関する協力、g.スペクトル分配を含むネットワークセグメント(グループ)の共同作成、h.産業やスマートシティー、住宅公共サービス、農業におけるIoTソリューションの導入、i.5G利用シナリオ(スマートシティー、スマートプロダクション、自動運送)の実現、j.高速鉄道、地下鉄、高層住宅など複雑なインフラ施設における5G試験実施など。今回の合意は、モスクワで同日に開催されたロ中首脳会談の枠内で署名された。


ロ中首脳会談直後の6月6~8日開催にされたサンクトペテルブルク国際経済フォーラムでも、ロシアにおける5G試験実施に関連する合意が相次いだ。MTSは6月6日、スウェーデンの通信機器大手エリクソンと、タタルスタン共和国カザン市郊外の特区「イノポリス」で、スマートシティー分野の5Gソリューション開発について合意した。


本記事の続きは、JETROのページをご覧ください。



<出典:日本貿易振興機構のウェブサイトを加工して作成>