
トルドー・カナダ首相、2021年までに使い捨てプラスチックを禁止とする声明発表
2019/06/13
<JETROの記事から抜粋>
カナダのトルドー首相は6月10日、早ければ2021年までに使い捨てプラスチック製品を禁止とし、プラスチックごみの廃棄に対する責任を企業に義務付けるとした声明を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きました。
カナダ政府は今後、カナダ環境保護法(CEPA)に基づき、使い捨てプラスチック製品(プラスチック製の袋、ストロー、カトラリー、皿、マドラーなど)について、有害性を科学的に評価した上で禁止するとした。EU(2019年5月22日記事参照)やその他の諸国の取り組みを参考にする。
また、同政府は州・地域と協働して、プラスチック製品を製造、あるいは梱包(こんぽう)にプラスチック製品を使用する企業に向けたリサイクル基準と目標を導入するなどの新たな措置を検討している。
声明によると、カナダでは使用されるプラスチック製品の中でも、リサイクルされるものは1割に満たず、このままでは排出されるプラスチックごみは2030年までに毎年、110億カナダ・ドル(約9,020億円、Cドル、1Cドル=約82円)相当に上るとした。一方で、プラスチックごみの廃棄方法を改善し、革新的な解決策に投資を行えば、1,800万トンの二酸化炭素を削減でき、数十億Cドルの収入と約4万2,000人の雇用が生まれるとしている。
本記事の詳細は、JETROのページをご覧ください。
<出典:日本貿易振興機構のウェブサイトを加工して作成>