
BSI IoT ラボラトリーがテストサービスの認定を取得
2024/01/16
英国規格協会(BSI)は、モノのインターネット(IoT)試験所の試験に関する国際規格の認定を取得、
2024年に英国で施行されるPSTI(Product Security and Telecommunications Infrastructure)法に先立ち、
消費者向けスマートデバイスの効果的なサイバーセキュリティを確保した。
試験所の試験と校正に関する国際規格ISO 17025の認定は、BSIのIoTサービスの背後にある品質と信頼性を実証するものである。
これは、スマートデバイスのサイバー耐性を保護するために、BSIの試験所で製品が受ける厳格なセキュリティ評価を強調するものである。
この認定は、IoTデバイスが安全に使用され、今日のサイバーセキュリティのベストプラクティスレベルで保護されていることを保証するために、
あらゆる措置が講じられているという消費者の信頼を築くのに役立つ。
BSIのIoTラボでテストされるデバイスには、煙探知機、火災探知機、ドアロック、コネクテッド・ホーム・オートメーション・デバイス、
スマート・ドアベル、警報システム、複数のデバイスが接続されるIoTベースのステーションやハブ、スマート・ホーム・アシスト、
スマートフォン、コネクテッド・カメラ(IPおよびCCTV)、ウェアラブル、コネクテッド冷蔵庫、洗濯機、冷凍庫、コーヒーメーカー、
その他同様の製品が含まれる。
BSIは、UKASによる厳格な第三者評価を受け、専用施設で実施されるラボ試験から正確で信頼性の高い結果が得られることを実証した。
今回の認定により、BSIは、テスト方法、ETSI TS 103 701を含む、ETSI EN 303 645製品サイバーセキュリティ規格の最初のUKAS認定ラボとなった。
監査では、スタッフの資格、訓練、経験、適切に校正・保守された機器、適切な品質保証手順、適切なサンプリング実施、適切な試験手順、
有効な試験方法、国家標準への測定のトレーサビリティ、正確な記録・報告手順、適切な試験設備など、IoT試験所運営のさまざまな側面が評価された。
2024年4月に施行される英国のPSTI(Product Security and Telecommunications Infrastructure)は、
最低限のセキュリティ基準を満たすことを保証するため消費者向けIoT製品に適用される予定だ。
英国のPSTI法のセキュリティ要件への準拠は、ETSI EN 303 645の関連部分で製品を試験・認証することによって保証される。
[ジュネーブ事務所]
https://www.iec.ch/blog/standardization-work-joint-iec-and-iso-committee-highly-relevant-eu-ai-act