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IFRS財団と国際標準化機構(ISO)は、サステナビリティに関する協力を約束

IFRS財団と国際標準化機構(ISO)は、サステナビリティに関する協力を約束

2023/12/28

国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)のサステナビリティ開示基準であるIFRS S1とIFRS S2の公表を受け、IFRS財団と国際標準化機構(ISO)は、世界経済を支援するために協力するという共通のコミットメントを確認した。両組織は、共通の関心分野で協力することが公益に資することを認識する。

ISO規格は、持続可能性に関連する内部管理において、国際的に一貫したアプローチを支援しており、ISOは、持続可能性に関連する財務情報開示の真のグローバルなベースラインを確立するためISSBの活動を支援している。さらに、ISOとIFRS財団は、実務と報告を前進させる内部専門知識と理解の構築を支援することに重点を置いた、能力開発イニシアチブの推進に取り組む。

セルジオ・ムヒカ(ISO事務局長)
ISOは、イノベーションを支援し、グローバルな課題に対する解決策を提供できるよう、専門家を集めて知識を共有している。気候関連の問題は、間違いなく、この世代における最大の課題の一つである。そのため、キャパシティ・ビルディング・イニシアチブを含め、IFRS財団と協力するという共通のコミットメントを再確認できたことを嬉しく思う。

リー・ホワイト(IFRS財団マネージング・ディレクター)
古い格言に「測定したものを管理する(You manage what you measure)」とあるが、持続可能性に関連するリスクと機会に対する効果的な管理プロセスと、質の高い開示との関連性は明らかである。我々は、ISSB基準の実施を支援するために、ISOと協力してこの関連性をさらに強調していくことを楽しみにしている。

IFRSとISOは公式UNFCCCプログラムの一環として開催されたCOP28セッションでの講演(12月3日開催)は、以下より視聴可能。

https://www.youtube.com/watch?v=wzdCNHbb59s


スピーカー

  • アヒム・シュタイナー UNDP事務総長
  • ウルリカ・フランケ、ISO会長
  • リー・ホワイト、IFRSマネージング・ディレクター
  • フィオナ・ワトソン、WBCSD価値再定義シニア・ディレクター
  • サラ・ムカルジー IEMA CEO
  • スコット・スティードマン、BSI標準ディレクター



[ジュネーブ事務所]

https://www.iso.org/news/cop28/iso-ifrs-pr