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規格番号 | Q38500 |
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規格名称 | 情報技術ー組織の ITガバナンス |
英文名称 | Information technology - Governance of IT for the organization |
概要 | この規格は、組織の経営陣のメンバー及びそれを支援する者に対し、組織内における情報技術(IT)の効果的、効率的及び受容可能な利活用に関する指針となる原則を示すものであるが、最近の生産及び使用の実態を踏まえて、規格内容の充実を図るため、改正を行うものである。 主な改正点は、次のとおりである。 ・現在のITガバナンスにISO 37000:2021に規定する組織のガバナンスを追加して、二つのガバナンスの同一方向性を明確にするため、“ITガバナンスの原則”、“ITガバナンスのためのモデル”及び“ITガバナンスのフレームワーク”の構成に改め規定内容を変更する。 ・引用規格において、組織のガバナンスを規定したISO 37000:2021を追加する。 ・用語及び定義において、不要な用語を削除し、ISO 37000の用語を新たに追加する。 ・ITガバナンスの原則において、ISO/IEC 38500:2015が独自に示していた6項目(責任、戦略、取得、パフォーマンス、適合、人間行動)からISO 37000に整合した11項目(目的、価値の生成、戦略、オーバーサイト、アカウンタビリティ、ステークホルダー対応、リーダーシップ、データ及び意思決定、リスクガバナンス、社会的責任、長期的な持続可能性及びパフォーマンス)に改める。 ・ITガバナンスのためのモデルにおいて、現在のISO/IEC 38500の“評価”-“指示”-“モニター”の三角形のモデルからISO 37000の円形を組み合わせたモデルに差し替える。また、原則の一つの要素である“ステークホルダーの関与”に対応するタスクとして“ステークホルダー対応”を追加する。 ・ITガバナンスのフレームワークにおいて、組織のITガバナンスの取り決めが適用される六つの構成要素(方向性、 活用能力、方針、権限委譲、 パフォーマンス、アカウンタビリティ)を含むフレームワークを新たに追加する。 |
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基礎として用いた国際規格の番号及び同等性記号 | IDT ISO/IEC 38500,Information technology - Governance of IT for the organization |
ICS分類 | 35.020 |
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