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規格番号 | B7616 |
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規格名称 | 重錘形圧力天びんの使用方法及び校正方法 |
英文名称 | Operation and calibration procedures of pressure balances |
概要 | この規格は、単純型構造又はそれに準じるピストン・シリンダを装備し、直接荷重式で、圧力範囲の上限が100 kPa~500 MPaのゲージ圧力及び絶対圧力計測に対して用いる重錘形圧力天びんの、性能を確保するための使用方法及び校正方法について規定したものであるが、最近の生産及び使用の実態を踏まえて、規格内容の充実を図るため、改正を行うものである。 主な改正点は、次のとおりである。 1) 使用環境 [箇条5 b)]について、旧規格では、1時間当たりの温度変化を精度等級に従って規定していたが、値の根拠が不明のため表を削除し、汎用的な規定に変更する。 2) 準備及び作動確認 [7.2 d)]において、“精度等級”を“拡張不確かさ”に修正した。また、この修正に伴い、11.4 その他の使用上の不確かさ b) の注記の記載も修正する。 3) 与えられた発生圧力値を補正して計算する場合(10.2.1)では、旧規格の式(1)の誤りを修正した。浮力補正の項の中が、旧規格では(ρ_゛bs゛ -ρ_b )と記載されていたが、正しくは(ρ_゛b゛ -ρ_bs )である。 4) 与えられた発生圧力値を補正して計算する場合 [10.2.1 c)]において、旧規格で浮力補正について、ゲージ圧力を測定する場合を前提として記載していたため、周囲圧力が10 Pa以下の絶対圧力の場合については浮力補正を考慮する必要がないことを明記する。 5) 旧規格はゲージ圧力の場合を前提とした記載になっていたため、圧力基準高さの補正(10.3)において、絶対圧力の場合には空気密度は考慮しないことを明記する。 6) ピストン・シリンダのタイプによっては逆回転できないものがあるため、特性試験 [12.6 b)]において、“製造業者の仕様書等によって回転方向が指定されている場合は、回転方向を変えない。”と追記する。 7) 旧規格では、空気密度の単位として“mbar”も記載されていたが、mbarはSI単位ではなく現在はほとんど使われていないため、周囲空気の密度(A.2)において、“hPa”で統一することとする。また、相対湿度の記号としてh_rが使用されていたが、下付きはローマン体であるべきとの指摘から、h_rに修正する。 |
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基礎として用いた国際規格の番号及び同等性記号 | |
ICS分類 | 17.060 |
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