JSA職員が「事例から読み取る標準化の重要性」のテーマで講演
2024/10/07
2024年8月27日に電池サプライチェーン協議会(BASC)の会員企業様に向けて「事例から読み取る標準化活動の重要性」と題した講演を行いました。
標準は、従来の公共財としての側面に加えて、昨今はビジネス活用の側面がクローズアップされ、市場創出・ルール形成・市場拡大等を実現するためのツールとして活用されています。
今回の講演では、そうしたツールとしての標準の活用促進を目的として、企業が主導する標準化事例をいくつか取り上げ、その成功や失敗の要因や効果について紹介しました。そのうち一部では、「もし、このような標準化活動をしていたら、結果が変わったのではないか」といった考察を加えています。
併せて、成功や失敗の要因と照らせ合わせる形で、身近なサービスに関する標準化活動の始まりから現在に至るまでの活動を紹介し、一連の活動についてもイメージを深めていただけるような工夫をしました。
近年、標準化活動の覇権争いがビジネスに直結する状況ですが、点在する各種情報を収集・整理し、関係づけ、次の行動につながる示唆を提示する「標準化インテリジェンス」を始めとした当会の各種機能により、各産業分野における標準化の取組みの一助となれれば幸いです。
一般財団法人 日本規格協会(JSA)
JSAグローバルリサーチセンター
調査研究チーム 課長
大河原 克彬