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ISO/TC 283(労働安全衛生マネジメント)最新情報

2024/11/19

  ISO/TC 283(労働安全衛生マネジメント)総会が2024年10月9月、10日の両日、中米・エルサルバドルにてハイブリッド開催され、31ケ国から77名が参加しました。総会では、2024年4月以降に設置されたWGの活動状況が報告されました。

 以下、各WGの最新情報をお伝えします。

WG 6(ISO 45001の改訂)
• 今年7月のキックオフ会議で、附属書SLに準拠しつつ、小規模組織への配慮、2018年版の残りコメント、リスク及び機会、調達及びアウトソース、健康及びウェルビーイングの5つの観点から検討することが合意。
• 9月までの意見照会で、シード文書にコメントが200件以上提出。
• 10月にWG会議がハイブリッド開催され、コメントのレビューが開始。

WG 7(気候変動及びOH&S)ISO/PAS 45007の開発
• 今年7月のキックオフ会議で、シード文書が共有され、会議後の意見照会でコメントが約180件提出。
• 8月から11月まで10回のWG会議でコメントレビューは、約70%完了。
• 小規模の組織へ配慮して、表現の明瞭化、短文化をはかり、12月末にTC内レビュー用の原案を作成する目標で対応。

WG 8(リモートワーキング)ISO 45008の開発
• 今年5月のキックオフ会議で、適用範囲及びリモートワーカーの定義について議論。
• 7月から9月までシード文書へのコメントをレビューし、自宅やシェアスペースの他、屋外や他人の家で働く人、移動しながら働く人等による作業も適用範囲に含めることを検討することが合意。
• 改訂版WDについて、今後、意見照会及び議論が行われる予定。

WG 9(ガバナンス及びリーダーシップ)ISO 45009の予備検討
• 予備業務項目(PWI)に登録され、リーダーシップの対策や介入で、労働安全衛生に良い効果があるデータを収集するためのアンケートを行う予定。

WG10(更年期及び月経の健康)ISO 45010の開発
• 今年6月のキックオフ会議で、インクルーシビティやアクセシビリティの地域差、性に対する文化的ニュアンスの差、性別移行等に配慮が必要であることが合意。
• 8月のWG会議で、WDコメントが処理されCD案が作成。
• 11月6日までの意見照会でCDコメントが約260件提出。

 次回総会は、オンラインで来年4月に開催予定です。

[日本規格協会]