◆World標準ニュース【WSN】 2023年10月ハイライト

2023/11/08

2023年10月にリリースされた標準化に関するニュースを集めました。

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欧州が将来のデジタル課題に備える

デジタル化が急速に進む中、欧州標準化委員会(CEN)、欧州電気標準化委員会(欧州電気標準化委員会)は、技術課題に対応すべく、CEN-CLC/JTC 13(サイバーセキュリティとデータ保護)、CEN-CLC/JTC 21(人工知能）などの専門委員会で規格開発を実施する。2023年は新たにCEN-CLC/JTC 22(量子技術)が設立。
CENとCENELECは世界標準デーに欧州標準化パネル調査の開始

欧州標準化委員会(CEN)、欧州電気標準化委員会(欧州電気標準化委員会)は、100,000 人を超える欧州の標準化専門家に対し、リサーチ＆イノベーション (R&I) に基づく業界の標準化ニーズを理解する目的で調査を実施（2023年末までを予定）。この調査は、ベルリン工科大学の支援を受け、フラウンホーファーシステムイノベーション研究所（ISI）が開発、調査結果は2024年初めに公表される予定。
ASTMプラスチックの循環経済をサポート

ASTM インターナショナルのプラスチック委員会 ( D20 ) は、循環経済を通じてプラスチックの回収とリサイクルをサポートする規格案を開発。提案された規格 ( WK87117 ) は、資源循環の流れの中でのプラスチックの開発、製造、回収を支援するための一般的なガイダンス、要求事項、用語と定義をカバーする。委員会 D20 は、ワシントン DC で開催される ASTM Committee week期間中（ 11 月 6 ～ 8 日）に、この規格案について議論する予定である。
ASTM,「自律飛行が進む時代における運航管理の役割と責任」白書の発行を発表

ASTM インターナショナルの航空自律設計および運航管理委員会 (AC377) は、「自律飛行が進む時代における運航管理の役割と責任」と題する新しい白書を発表。この白書では、説明責任を確保する上での航空機オペレーター、パイロット、その他の関係者の役割に焦点を当て、航空業界における自動化と自律性の変化する状況について説明している。
米国・EU 貿易技術評議会 (TTC)がWG 1、技術標準に関するワークショップを開催

米国・EU 貿易技術評議会 (TTC) は、11 月17 日にWG1( 技術標準)に関するハイブリッドワークショップを開催すると発表。このワークショップは、新興技術標準における既存及び将来の分野 (人工知能、グリーンおよびクリーンテクノロジー、デジタルアイデンティティなど)に関する意見を収集することを目的としてる。
欧州委員会がデジタルサービス法に基づく独立監査に関する規則を採択

欧州委員会は、10月20日、デジタルサービス法（Digital Service Act)に基づく独立監査に関する規則を採択した。DSAに基づき、独立監査人は、少なくとも年1回、超大規模オンラインプラットフォームおよび検索エンジンがすべてのDSA義務を遵守しているかを評価しなければならない。委任規則は、指定サービスが監査人の能力と独立性を検証するために適用する手順、またDSA監査を実施する際に監査人が適用すべき主な原則を定めている。
ドイツ規格協会　標準化ロードマップ水素技術プロジェクトの進捗

水素市場の立ち上げをサポートするためには、水素技術分野における技術規制を迅速かつ的を絞って拡大し、適応させる必要がある。したがって、標準化ロードマップ水素技術プロジェクトは、水素技術の標準化と技術規制のための戦略的ロードマップを作成するだけでなく、具体的な標準化プロジェクトも並行して実施する。今後、4 つの欧州標準と 2 つの国際標準、1 つの VDE/EN/IEC 技術規則と 2 つの DVGW 技術規則の開発が開始される予定だ。
ドイツがトップであり続けるために - 国際品質インフラストラクチャー (QI) がベルリンで会合

QI-Digital は、連邦材料試験研究所(BAM)、ドイツ認定機関(DAkkS)、ドイツ標準化協会(DIN)、ドイツ電気工学電子情報技術委員会(DKE)の共同イニシアチブであり、連邦経済・気候保護省 (BMWK) によって資金提供されている。10月10～11日、第２回となる QI-デジタルフォーラムがベルリンで開催。