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国際・海外規格最新情報
国際・海外規格に関わる様々な最新情報をお届けします。
※記載情報の日本語訳は公式文書ではありません。疑問点がある場合は原文をご確認ください。
2018/04
ISO NEWSより
続きを読むには、上部タイトルのクリックで記事開閉こどもが害から守られ、おもちゃで安全に遊ぶことができるのは、世界で広く使用されているISOの玩具安全規格のおかげです。
この度 ISO 8124-1 は玩具の安全にかかわる全ての基礎事項を包含すべく改訂されました。
<出典元:ISO News 2018/04/09 https://www.iso.org/news/ref2279.html>
ANSI NEWSより
続きを読むには、上部タイトルのクリックで記事開閉国際医療機器規制当局フォーラム(IMDRF)は、医療機器規制の国際整合化について将来の方向性を議論するフォーラムで、今回規格作業部会から新たに発表された協議文書へのコメントを求めています。「規制に使用される規格の整合化」は、コンセンサス規格が医療機器の規制監督に有用であることを、規制当局、規格開発者、およびその他の利害関係者に教育する目的で作成されたものです。IMDRFへのコメント提出期限は2018年5月24日です。
米国食品医薬品局(FDA)のScott Colburnが議長を務めるIMDRF規格作業部会は、規制に使用される世界的に関連する規格を改善し、調和を促進する取り組みの一環としてこの指針を作成しました。この指針は、世界中の規制目的で使用される規格の使用を促進するために、規制当局の参加による効果を含め、規格開発プロセスのベストプラクティスを推奨しています。
コメントは、FDAのGail M. Rodriguez博士(gail.rodriguez@fda.hhs.gov)宛てに5月24日の締め切りまでに下記リンクの用紙を使用して提出する必要があります。
http://www.imdrf.org/consultations/cons-swg-optimising-standards-n51-180524.asp
=参考=
我が国における当該組織加盟組織
・独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)
Japan, Pharmaceuticals and Medical Devices Agency
https://www.pmda.go.jp/
・厚生労働省
Japan, Ministry of Health, Labour and Welfare
http://www.mhlw.go.jp/
各地域における地域調和団体(Regional Harmonization Initiatives)
・APEC LSIF Regulatory Harmonization Steering Committee
http://apec.org/
・Asian Harmonization Working Party
http://www.ahwp.info/
・Pan American Health Organization (PAHO)
http://www.paho.org/hq/index.php?option=com_content&view=article&id=91&Itemid=220
<出典元:ANSI News 2018/04/16 https://www.ansi.org/news_publications/news_story?menuid=7&articleid=ab301e30-2199-4ad7-b61d-2bdf2df771e7>
ANSI NEWSより
続きを読むには、上部タイトルのクリックで記事開閉メキシコシティでの最近の会議で、米国規格協会(ANSI)は、カナダの標準協議会(SCC)との継続的な協力を促進することを約束する更新版の覚書(MoU)に署名し、国際規格の世界的な使用の必要性を確認しました。
両組織は、特に北米自由貿易協定(NAFTA)の見直しの枠組みの中で、各国の国家規格が貿易の技術的障壁として影響しないように働くように尽力しています。
MoUに署名に当たり、SCCとANSIは次の事項に同意しました。
-国際標準化機構(ISO)、国際電気標準会議(IEC)、汎アメリカ標準委員会(Pan American Standards Commission)、アメリカ標準化委員会(COPANT)、太平洋地区標準会議(PASC)を含む様々な国際的、地域的標準化および適合性評価機関の活動、運営および作業計画に関する意見を交換する。
-互いの意見を共有し、可能な限りそれらの組織に関連する相互支持的な立場を確立するように努める。
-カナダ・米国の規制制度をより良く位置づけし、北米の貿易と競争力を向上させて、小売業者および消費者;そして製造業者に様々な利益をもたらすために、必要に応じて規制協力協議会(RCC)を支援するため、規格や適合性評価の分野における情報交換および共同イニシアチブを検討する。
-両当事者間の適時かつ効果的なコミュニケーションを促進し、各個人をMoUの代表者として指定し、代表者が変更される際は相手方にその旨通知する。
なお、ANSIのジョセフ・トレトラー国際政策担当副社長、SCCのスタンダード・インターナショナル・リレーションシップ・バイス・プレジデントであるシャンタル・グイ(Chantal Guay)副社長がMoUの代表を務めます。
ANSIのS・ジョー・バティア会長とSCCのジョン・ウォルターCEOは、3月15日にANSI-SCCの二国間会合でメキシコシティで署名しました。
バティア会長は「ANSIとSCCとの間のMoUは、標準化と適合性評価の分野に関連するコミュニケーションを強化するための継続的な努力が大いに反映されています。」と語っています。
<出典元:ANSI News 2018/04/09 https://www.ansi.org/news_publications/news_story?menuid=7&articleid=dd1936a6-ffb1-4b99-b7ee-35b6e9b4637d>
JSAからのお知らせ
続きを読むには、上部タイトルのクリックで記事開閉 ISO/FDIS 19011「マネジメントシステム監査のための指針」の邦訳版 (対訳)を4月16日より販売を開始致しました。
今回の改訂では、2011年の第2版発行以降に開発・改訂された各種マネジメントシステム規格との整合性の観点から内容の見直しが行われています。
詳しくはWebdeskのISO/FDIS 19011 規格詳細ページ をご覧ください。
ドイツにおける蓄電池関係の動向について、一般情報を基に日本規格協会がレポートとしてまとめました。
続きを読むには、上部タイトルのクリックで記事開閉本レポート記載の内容は情報提供を目的に各種の情報源から入手・加工したものであり、その正確性を保証するものではありません。
ポイント
欧州は、今後2025年ころまでに特に電気自動車用の電池の70%位が中国に握られるという観測に対して、非常な危機感がある模様。(売上総額は~26兆円と予想)そのため、規格や試験所による認証によるビジネスを加速させようとしている。
フラウンホーファー研究所について
フラウンホーファー研究所は2016年3月2日-4日まで開催されていた第七回二次電池展で、展示を行っていた。そこで、フラウンホーファー・バッテリー・アライアンスについての紹介あり。フラウンホーファー研究所72研究所の内20研究所が参加しているアライアンスが紹介され、下記の二つが開発品として紹介された。※1
・リチウム硫黄電池 (フラウンホーファーIWS)
リチウム硫黄電池や室温のナトリウム硫黄電池をポスト・リチウムイオン電池として開発しています。
・ナトリウム電池 (フラウンホーファーIKTS)
高熱電池cerenergy®を開発。
至近のドイツ国内におけるVDE, フラウンホーファー研究所関係の蓄電池に係る試験所について
1.VDEは2012 年 7 月にドイツ・オッフェンバッハに電気自動車の電池に 対応した最新の試験設備をオープンさせている。試験には大電量を必要とし、他への影響を防ぐ為に、Offenbach am mainの通常のVDE試験所サイトから離れ市内の変電所の横に建設された(VDE社長(2012当時)の説明)。※2
2.フラウンホーファー研究所IWES(Bremerhaven)には大型PCSの試験装置がある。※3
No. | 名称 | 所在地 | 主な 試験項目 |
備考 |
1 | National Renewable Energy Laboratory ESIF | デンバー、コロラドUSA | PCS、 蓄電池 | 1.35億ドルを投資(邦貨144.7億円) |
2 | Sandia National Laboratory | アルバカーキ―、ニューメキシコ、USA | PCS、MWクラス | 110万ドルを投資(邦貨1.1億円) |
3 | NY-Best & DNV KEMA *: Battery and Energy Storage Testing & Commercialization | ロチェスター、ニューヨーク、USA | 蓄電池、他詳細不明 | 2300万ドルを投資予定(邦貨23億円) |
4 | KEMA* Powertest Energy Storage Performance Testing Laboratry | シャルフォント、ペンシルバニア、USA | 蓄電池、 変電設備等 | 既存設備。このうちの主だった電池試験設備をNo.3のサイトに移設予定であるが、未完了の様子 |
5 | KEMA* Flex Power Grid Laboratory | ア―ネム、オランダ | 太陽光発電、蓄電池、PCS、MWクラス | Max 24kVまでが対象電圧1MWまでの電力供給 |
6 | Fraunhofer IWES PNI | オッヘンバッハ(フランクフルト近郊)、ドイツ | 蓄電池、PCS | 9.2Mユーロ投資(邦貨12億円) |
7 | 中国電力科学研究院 | 江蘇州南京市 | 太陽光発電、蓄電池、 PCS等を含むはずだか不明。MWクラスと推測される | 太陽光発電を中心にした試験設備 |
8 | Frauhofer / VDE Competence centre | フライブルグ、ドイツ | PCS、 蓄電池 | バッテリーとエネルギー貯蔵システムの能力試験(コンピテンス) |
9 | UL Large Battery & Hazardous Location Equipment Testing Centre | 台湾、新北市 | 蓄電池 | 台北市北投地区の従来施設でなく、新設 |
・*KEMAは現在DNV GLとなった。旧KEMA試験設備に名前が残っている。
・独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の大型蓄電システム試験評価施設(NLAB:National LABoratory for advanced energy storage technologies)の大型試験設備を活用する動きはあるが、上表に比し試験可能規模が小さい。※5
・国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)福島再生可能エネルギー研究所(Renewable Energy Research Center: RENRC)(FREA-G)でも電力系統のPCSの試験設備が新設されたが、試験規模についてはNLABと同じである。
参考情報
1.欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、電気自動車(EV)用電池の欧州企業による大規模生産に向け2018年2月にロードマップを策定すると発表。※6
2.DNV GLがコミュニティーで蓄電に使う電池(community battery storage)のコンソーシアムを主宰している。※7
参考文献
※1:フラウンホーファー日本代表部 ホームページ<http://www.fraunhofer.jp/ja/events/events2016/battey.html>
※2:VDE press 2018.3.22付 2018年4月9日確認<https://www.vde.com/en/press/press-releases/fraunhofer-vde-establish-center-of-batteries>
※3:Fraunhofer IWES ホームページ 2018年4月9日確認<https://www.iwes.fraunhofer.de/en/test-centers-and-measurements.html>
※4:大型蓄電池システム・大型PCS認証基盤整備に向けたブループリント(平成24年度工業標準化推進事業委託費 グローバル認証基盤整備事業 「大規模分散電源関連設備に関する認証システム基盤整備事業」成果報告書 2014年3月 株式会社三菱総合研究所 一般財団法人電気安全環境研究所を)を基に、UL, VDE, DNV GL 等のパンフレット類の情報を追加し作成。<http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2013fy/E003624.pdf>
※5:株式会社 UL Japan 2016年9月6日付 プレスリリース“UL JapanがNLABで大型バッテリーの試験・認証サービスが可能に” 2018年4月9日確認<https://japan.ul.com/news/pr_nlab/>
※6:日本経済新聞 2017/10/12付記事“「EV電池のエアバス」設立へ 18年初めにロードマップ ”2018年4月9日確認<https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22156940S7A011C1EAF000/>
※7:DNV GL NEWS 20 February 2017“DNV GL-led consortium to develop framework for business cases for community battery storage” 2018年4月9日確認
<https://www.dnvgl.com/news/dnv-gl-led-consortium-to-develop-framework-for-business-cases-for-community-battery-storage-85999>
VDE Pressより
続きを読むには、上部タイトルのクリックで記事開閉電池およびエネルギー貯蔵システムの市場指向の研究開発および試験および認証は、グローバルなエネルギー源の移行および電気自動車の拡大を支援する。
フライブルクの新しいコンピテンスセンターには3,000万ユーロ(訳注:邦貨39.2億円)以上の投資が予定されています。
フラウンホーファー研究所太陽エネルギーシステムISE、フラウンホーファー高速ダイナミクス研究所、Ernst-Mach-Institute、EMI、およびVDEテクノロジー協会は、フライブルクのバッテリーとエネルギー貯蔵システムの新しい能力試験(コンピテンス)センターを設立しました。このような動きの中で、パートナー3者は、急成長する電気自動車と再生可能エネルギーの利用拡大のための重要な技術として、安全で商業的に実行可能なバッテリーとエネルギー貯蔵システムの需要に応えている。実効可能な作業試験等には、バッテリセルおよびシステムの市場志向の研究開発(R&D)、新しいテスト基準の開発、安全性および性能テストの実施、およびコンポーネントの検証と現場のエネルギー貯蔵プラント、特にストレージプロジェクトの「融資が受け入れられる信用性」と「保険引受能力付加性」がある。焦点は、据え置き型ストレージシステム、電気自動車、携帯情報端末等(portable application)です。
電池およびストレージシステムの市場指向開発
フラウンホーファーISEは、セルからモジュール、システム全体にわたる統合まで、蓄電池の研究、開発、テストに長年の経験を持っています。フラウンホーファーEMIが長年の専門知識とさまざまな試験施設を持っている分野である電気自動車においては、完全車両用バッテリーの破壊および衝突試験も含まれる安全性テストが特に重要です。 VDEのエキスパートは、標準化と認証の分野での知識を持ち、確立された安全基準を超える、バッテリーとストレージシステムの性能、耐用年数、信頼性、データセキュリティの認証を提供しています。
バーデン=ヴュルテンベルクは電池テストの中心になる
フライブルクでバッテリーとエネルギー貯蔵システムの能力試験(コンピテンス)センターを設立することにより、バッテリー技術と電気自動車の分野におけるさまざまな活動が途切れなくバーデン=ヴュルテンベルク州政府によって補完されます。VDEとフラウンホーファーISEのフライブルクセンターでは、特に業界の品質保証と新しい生産性能力開発を支援します。これは、自動車産業が電気自動車分野を拡大する上で重要な意味を持つ。ラボからファブへの移行の迅速化:開発関連のテストと認定のおかげで、企業は製品開発サイクルを短縮し、ダイナミックなグローバル市場での競争力を確保することができます。今後3年間で3,000万ユーロ以上が新しい能力試験(コンピテンス)センターに投資される予定です。事業は2019年の第1四半期に開始予定です。
フラウンホーファーISEについて
フライブルクに本拠を置くフラウンホーファー太陽エネルギーシステムISE (Fraunhofer Institute for Solar Energy Systems ISE)は1200名の従業員を擁し、ヨーロッパ最大の太陽熱研究機関。エネルギー効率、エネルギー生産、エネルギー配分、エネルギー貯蔵の各研究の共通した焦点の一環として、効率的で環境にやさしいエネルギー供給のための技術的前提条件を創出する。フラウンホーファーISEの特筆すべき側面は、優れた技術インフラストラクチャーで、現在、8つのラボセンターと4つのテクノロジー評価センターが生産ラインに近接したところにある。さらには、研究所にはいくつかの認定試験センターもある。
https://www.ise.fraunhofer.de/en.html
VDEについて
VDE(ドイツ電気電子情報技術協会)は、36,000人のメンバー(1,300社を含む)と1,600人の従業員を擁し、ヨーロッパ最大の技術・科学団体の1つである。 VDEは、サイエンス、標準化策定作業、製品テストと認定を一堂に取り入れている。協会のテーマは、エネルギー転換から業界4.0、スマートな交通とスマートな生活からITセキュリティまでを網羅している。 VDEは、研究促進と青少年の活用、消費者保護に特に取り組んでおり、ドイツ人の67%に認知されているVDEマークは、最高の安全基準の象徴とみなされている。 VDEの本部はフランクフルト・アム・マインにある。
VDE Renewables GmbHについて
VDE Renewable GmbHは、VDEが100%有する会社。アルゼナウに本拠を置く同社の重要な任務は、世界的な再生可能エネルギー市場における品質保証の分野における認証その他のサービスのマーケティング、事業開発、プロジェクト管理など。 VDE Renewables GmbHは、VDE試験認証機関およびVDEグループのすべての組織と密接に協力している。フラウンホーファー・ソーラー・エネルギー・システムズのようなパートナーで構成された国際ネットワークでは、最高品質の基準に従ってコンポーネントとシステムをテストし、認証している。
フラウンホーファー高速ダイナミックス研究所EMIについて
フラウンホーファー高速ダイナミックス研究所Ernst-Mach-Institute、EMIは、実験とシミュレーションにおける高速実行プロセスの物理学、工学、コンピュータ科学を扱っている。この研究所は、高速動的なプロセスにおいて長期の専門知識を有しており、電池の衝突挙動の研究に焦点を当てている。フラウンホーファーEMIは、信頼性、安全性、弾力性、効率性、持続可能性に重点を置いた産業用ソリューションを提供している。
https://www.emi.fraunhofer.de/en.html
<出典元:VDE News 2018/03/22 https://www.vde.com/en/press/press-releases/fraunhofer-vde-establish-center-of-batteries>
ISO NEWSより
続きを読むには、上部タイトルのクリックで記事開閉デジタル世代において、消費者は購入する製品についてこれまでにないほど情報を得ており、もはや情報枯渇とは言えません。
正しく製品情報を得ることは主要なビジネス戦略です。
新しく改訂された国際ガイドは、製品の缶に記載してあることが本当に記載してある通りかを確実にするのに役立ちます。
詳細はISOホームページの該当ページ をご覧ください(英語ページ)。
<出典元:ISO News :https://www.iso.org/news/ref2277.html>
ISO NEWSより
続きを読むには、上部タイトルのクリックで記事開閉事業の平均継続期間は縮小傾向にありますが、あるものは何百年も続いています。
変化の速いこの世界で浮上し続る方法は?
新しく出版された規格はその一助を目的としてます。
詳細はISOホームページの該当ページ をご覧ください(英語ページ)。
<出典元:ISO News :https://www.iso.org/news/ref2275.html>
ISO NEWSより
続きを読むには、上部タイトルのクリックで記事開閉全ての人の健康は世界保健機関の世界保健デーのテーマです。
最近設置された新しいISO委員会はこの目的に役立ちます。
詳細はISOホームページの該当ページ をご覧ください(英語ページ)。
<出典元:ISO News :https://www.iso.org/news/ref2278.html>
Malcolm Turnbull首相は、ASEANのオーストラリアのデジタル貿易 規格イニシアチブの一環として、オーストラリア規格協会は、地域のデジタル取引を可能にする重要な役割を果たすと発表しました。
続きを読むには、上部タイトルのクリックで記事開閉ASEAN 10カ国と共同で発表した共同イニシアチブは、オーストラリア規格協会の役割を成功の原動力と位置づけています。
オーストラリア規格協会*のCEO、ブロンウィン・エヴァンス(Bronwyn Evans)博士は次のように述べています。
「オーストラリア規格協会の仕事は裏方として行われることが多いですが、このイニシアチブのような例はASEANに便益をもたらし、次の経済ブームの中心であるデジタル・トレードにとって時宜を得たものです。」
「ASEANの経済成長は世界的平均を上回っており、オーストラリアの中小企業がこの拡大市場に参入できるようにすることは、国際規格<注1>に大きく左右されるでしょう。」
「オーストラリア規格協会が貿易障壁の除去と経済統合の推進によってオーストラリア及びASEAN近隣諸国の連携に貢献したのは今回で2回目<注2>です。」
・ISO/IEC 27018:2014 情報技術-セキュリティ技術-PIIプロセッサとして作動するパブリッククラウドにおける個人識別情報(PII)の保護のための実施基準
・ISO/IEC 27002:2005 情報技術-セキュリティ技術-情報セキュリティマネジメントの実践のための規範(技術的正誤票1:2007を含む)
・ISO/IEC 27017:2015 情報技術-セキュリティ技術-ISO/IEC27002に基づくクラウドサービスのための情報セキュリティ管理策の実践の規範
<注2>一つ目の例は、全てのASEAN 10カ国において包括的なデータ保護または個人特定情報保護法(Personally identical information Law)がないこと。
<出典元:SA News 2018/03/16 https://www.standards.org.au/news/standards-australia-advancing-digital-trade>
2018年3月12日、DIN SPEC 5010「紙と板紙の試験 - リサイクルパルプの一部で製造された食品接触材料からの鉱油炭化水素の移行の測定」の最終会合がベルリンで開催されました。
続きを読むには、上部タイトルのクリックで記事開閉DIN SPEC文書(コンソーシアム標準)は、以下のリンクを使用してダウンロードできます。
https://www.beuth.de/de/regelwerke/din-spec-pas/din-spec-pas-standards
2009年に鉱油炭化水素は、リサイクルされた板紙や紙から作られた包装に存在し、食品に移行する可能性があると判断された後、食品包装との関連で注目を集めました。特に新聞印刷に使用される鉱油を含む印刷インキは、再生紙および紙の鉱油炭化水素の主な供給源として特定されました。 DIN SPEC 5010により、機能的バリア品質を評価するために標準的な測定方法を利用することが可能になります。個々の適用例では、バリア機能を備えた繊維ベースの紙及び板紙からの鉱油炭化水素の移行の推定値を求める計算の結論を得ることが可能になります。
バリア機能を有する繊維ベースの紙及び板紙の製造業者は、材料の個々の加工条件を知っているので、この紙、板紙を顧客に推奨することができる。これらの仕様により、変換器は、決定された値に基づいて、未処理材料の最終食品接触材料からの移行の個々のケースのリスク評価を実行することができます。
このプロジェクトはVerband Deutscher Papierfabriken e V.(VDP)(訳注:英名The German Pulp and Paper Association (VDP)/和名ドイツパルプ紙協会)によって開始されました。 DIN SPEC 5010のワークショップには、業界、研究機関、協会、試験機関からの合計14名のプロジェクトパートナーが参加し、すべてのプロジェクトパートナーがDIN SPEC 5010の発行に同意しました。欧州レベルでのプロジェクトを継続するべきか否かが今後も議論されていくことになります。
DIN SPEC 5010は、Beuth WebShopでPDF版として2018年4月末に無償で利用可能になる予定です。
<出典元:DIN News 2018/03/19 https://www.din.de/en/din-and-our-partners/press/p ress-releases/successful-completion-of-the-project-din-spec-5010-measurement-method-for-the-evaluation-of-migration-from-paper-and-board-with-a-barrier-264052>
DINはPASプロセスを通じて作成されたすべてのDIN SPEC文書を無償で利用することが直ちに可能になったと発表しました。
続きを読むには、上部タイトルのクリックで記事開閉DIN SPEC文書(コンソーシアム標準)は、以下のリンクを使用してダウンロードできます。
https://www.beuth.de/de/regelwerke/din-spec-pas/din-spec-pas-standards
「市場に如何に短い時間で良いアイデアが浸透するかが、そのアイデアの成功の成否を決めます。数ヵ月以内にDIN SPEC(PAS)を開発して公開することができます。
私たちはこのコンソーシアム標準に含まれる知識をすべてのステークホルダーが無料で利用できるようにして、他の人が更にその上に新しいアイデアや製品、サービスを構築して開発できるようにしたいと考えています。」とDINの経営管理取締役会の規格部門のマネジメント・ボードのマイケル・ステファン博士は語ります。
「特にドイツの革新的な分野では、国際競争力を確保するために市場の急速なペースに対応することが不可欠です。 DIN SPEC(PAS)は、この課題を解決する上で非常に有効なツールであることが証明されています。コンセンサスに基づく標準化を理想的に補完するものであり、独立したプロセスであり、最先端のトピックの迅速な標準化の選択肢として好評を得ています。革新的な知識の普及と発展をさらに加速するために、DIN SPEC(PAS)文書を将来無償で利用できるようにすることは、次の論理的なステップでした。」
DIN SPEC(PAS)とは?
DIN SPEC(PAS)は、新しいアイデアを市場性のある製品に変える最速の方法です。コンセンサスに達する義務はなく、より小規模で機敏なワーキンググループは、数ヶ月以内に仕様を開発することが可能です。世界的な「DINブランド」のおかげで、DIN SPEC(PAS)は顧客と潜在的なパートナーに広く受け入れられる効果的なマーケティング商品です。
DINは、既存のDIN規格と競合するDIN SPEC(PAS)がないことを保証します。 DINは国際的にもBeuth 出版を通じてこれらの仕様を公開しています。DIN SPECはDIN規格の基盤を形成することもできますが、国際レベルで導入することもできます。
DINは、PASプロセス(すでに発行済みまたは現在開発中)に基づいて152以上のDIN SPECを有しています。これらのDIN SPECは、用語、分類、測定、テスト方法、インタフェース仕様から、様々な最先端のトピックに関するガイドラインや参照アーキテクチャモデルまで、多種多様です。これらの仕様を最初に手掛けたのは、製造、サービス、科学研究など幅広い分野のものからであり、そこには大企業、新興企業、中小企業(SME)なども含まれます。
<出典元:DIN News 2018/02/27 https://www.din.de/en/din-and-our-partners/press/press-releases/free-download-of-all-din-spec-pas-documents-at-www-beuth-de-262538>