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ISOフォアサイト概要「持続可能な生産 2030+ ―生産パターンの持続可能性向上への転換 – 標準化の観点から―(英和対訳)」の紹介

ISOフォアサイト概要「持続可能な生産 2030+ ―生産パターンの持続可能性向上への転換 – 標準化の観点から―(英和対訳)」の紹介

2025/01/27

 世界人口が増加し続ける (80 億人を超え,さらに増え続ける) のに伴い,世界の消費も増加しています。人類の消費の驚異的なレベルは,すでに生物多様性と環境に大きな影響を与えています。国連の持続可能な開発目標に向けて真剣に前進したいのであれば,生産と消費の両方をより持続可能にすることが不可欠です。これを達成するには,今日のバリュー チェーン,ビジネスモデル,材料などを変更する必要があり,この変革をもたらすのに役立つツールが必要になります。ISO では,国際規格が持続可能な生産へのこの移行を支援する上で重要な役割を果たすことができると考えています。

 持続可能な生産に関する規格はすでに多数発行されており,さまざまな方法でこのトピックを推進することを目的とした多くの業務が進行中ですが,やるべきことはまだたくさんあることはわかっています。ISO の フォアサイト プログラムは,社会,テクノロジー,環境,経済,科学,さらには政治に影響を与える世界的なトレンドを理解し,予測することを目的としています。私たちは組織としてより将来志向になることを目指しており,市場のニーズをよりよく予測し,グローバルな課題に対するソリューションとしてタイムリーに規格を提供できるようにしています。

 「持続可能な生産」は,私たちのトレンド レポートで紹介された 40 のトレンドの 一つにすぎませんが,ISO 会員はこれを最も重要かつ関連性のあるものとして選びました。先進国,発展途上国,大国,小国を問わず,このトレンドは一貫して高い優先順位として選ばれました。私たちの専門委員会は,循環型経済,シェアリング エコノミー,環境ラベル,環境マネジメント,ライフサイクル アセスメント,付加製造,プラスチック,消費者政策など,多くの関連トピックに取り組んでいます。これらの委員会の多くは,標準化コミュニティ以外の国内および国際組織の分野横断的な専門家とともに,一連のアイデア創出ワークショップに参加しました。持続可能な生産の将来のトレンドに関する洞察は,持続可能な生産に関連する将来の課題と機会を理解する上で ISO にとって非常に貴重です。これらを武器に,これらの課題に対処し,これらの機会をつかむのに役立つ国際規格の開発について考えることができます。

 「ISOフォアサイト概要「持続可能な生産 2030+ ―生産パターンの持続可能性向上への転換 – 標準化の観点から―(英和対訳)」は、こちらからご確認いただけます。

[日本規格協会]


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