品質月間2022 テキストNo.457~463(1セット)
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図書
3,564 円(税込)
本体価格:3,240 円
発売年月日:2022-09-01
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7種セット・A5判
商品コード: 36922400
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No. タイトル・著者 457 「顧客価値創造に貢献できる現場力の育成と強化―コト価値の発生が求める現場力―」
著者 大阪電気通信大学名誉教授 猪原 正守 氏
~テキスト紹介~
魅力的な顧客価値を創造し続けることのできる企業や組織であるためには、保有している経営資源(人、物、金,情報)を戦略目的達成に向けて統合することのできる能力と、目的達成に必要な新技術・技能・仕組みの開発を行うことのできる能力の育成・強化が必要となる。それらの能力は組織能力というフレーズで語られることもあるが、その組織能力は経営トップ、ミドルマネジメント、技術者・スタッフおよび職場第一線におけるすべての部門や人々が顧客満足度向上や品質保証を目的とした日常活動を通じて育成・強化されると考える。
以上の意味で、顧客価値創造を実現するためには、そうした日常活動を通じて組織や個々人の能力を蓄積・改善・革新できる現場力が必須要件となる。本書では、そうした観点から経営トップから職場第一線までのあらゆる人々の現場力を育成・強化するための方法の提案することを意図している。458 「オティックスにおけるTQM推進と改善風土の醸成」
著者 株式会社オティックス 代表取締役社長 小田井 勇樹 氏
~テキスト紹介~
当社における改善活動は、「スタッフ・職制改善活動」、「QCサークル活動」、「OT改善シート制度」を3本柱とし、現場における数々の問題を解決してきました。この3本柱が、経営基盤を支える原動力となっています。その改善活動の強化施策を打ち出し、しぶとい改善風土の醸成を図ってきました。本テキストでは、その改善活動強化策を中心に当社におけるTQM推進活動を紹介します。459 「DX時代のサービス(QSC)品質向上に向けたすかいらーくの取組み」
著者
株式会社すかいらーくレストランツ 代表取締役社長 中島尚志 氏
株式会社すかいらーくホールディングス 内部監査室 神田 誠 氏
~テキスト紹介~
2019年から拡大したコロナ禍が、外食作業に与えた影響は甚大なものです。すかいらーくグループでも、この難局を乗り越えるため、デジタル化を強力に推し進めております。デジタル化は、従業員の作業負担の軽減に役立ちましたが、同時に、お客様のご要望にも変化をもたらし、デジタルに不案内な方や接客応対に親しみを持つ方などからのご不満が増えてきました。お寄せいただいたクレーム情報は、集約分類して傾向を分析し、原因に応じた対策を順次実施しておりますが、この対策プロセスにもデジタルを活用して、関連部門を巻き込んだ根本対策や、きめ細やかな従業員教育やコミュニケーションにより、確実な運用に繋げました。直近の効果として、普段より多くなりがちなゴールデンウイークのクレーム数が減少したり、お褒めが増加したりなど、着実な成果が見られました。引き続き、喜びと感動に繋がるエクセレントサービスへの昇華を目指します。
エクセレントサービスを提供する組織能力を定めた“サービスエクセレンス規格”は、得てして「高価格・高品質の業容に適用するもの」と認識され勝ちですが、本テキストでは、すかいらーくグループが提供する「リーズナブルなレストラン業態における当該規格の適用・実装」を目指した姿勢や取り組みをご紹介いたします。この事例が、皆様の品質向上活動の一助となりましたら幸いです。460 「DX時代における品質管理」
著者 名古屋工業大学 社会工学専攻 経営システム分野 准教授 川村 大伸氏
三菱重工業株式会社 民間機セグメント 品質保証部 計画課 主席チーム統括 川上 尚紀 氏
三菱重工業株式会社 民間機セグメント 品質保証部 計画課 主席技師 桒野 敏宏 氏
~テキスト紹介~
本著は2部構成となっており、DX時代における品質管理の視座を提供するものである。
第1部は、日本品質管理学会中部支部の産学連携研究会で議論したDXに関するトピックを紹介しながら、TQMに携わる人間の視点で提言を行う。また、第一著者が産学官連携研究で携わった事例も紹介する。第2部は、具体的事例として三菱重工業株式会社より、民間航空機製造における品質保証業務の概要と品質管理・品質保証に対するDXの取り組み事例について紹介する。461 「品質管理活動におけるリスクマネジメントの活用」
著者 横浜国立大学 リスク共生社会創造センター客員教授 野口 和彦 氏
~テキスト紹介~
事業における品質に関する活動の重要性に関しては、十分に認知されていると考えられるが、その活動の要点は整理されているとは言いがたい状況である。
現代の品質管理活動は、経営と現場の総合力が必要であることは、周知の事実であるが、その仕組みには、幾つかの課題がある。
本テキストでは、品質管理の課題と対応の要点をリスクマネジメントの考え方を通して整理し、品質管理活動の高度化に資する事を目的としている。462 「攻略「ことばのデータ」~ことばのデータの活用ポイント「よ~く考える」~」
著者 NSMコイルセンター株式会社 安全品質本部 副本部長
QCサークル関東支部 QCサークル千葉地区 顧問 猿渡 直樹 氏
~テキスト紹介~
情報を活用する為には、「ことばのデータ」を「よ~く考える」ことが大事です。情報の根幹をなす「ことば」をデータとして捉え、その真偽や内容を「よ~く考える」ことが重要になります。そうすると、“達成目標を決め、ことばの「抽象度」の上げ下げで自分の殻を破り、やるべきことを決めて行動を起こす”ということが容易となり、情報も活かされます。本編では「ことばのデータ」と「よ~く考える」のふたつを主題といたします。
463 「変化の時代に、品質管理の現場で求められる「心理的安全性」~心理的柔軟なリーダーシップがつくる~」
著者 株式会社ZENTech シニアコンサルタント 原田 将嗣 氏
~テキスト紹介~
変化の激しいVUCAの時代に、必要とされるのは、チームの力の総量を最大化することです。メンバー一人ひとりが持っている生の情報・気づきを速やかにチームで共有し、しなやかにチームにとって役に立つ行動に変えていくこと。そのために、チームの心理的安全性を高めることが大切です。そしてチームの心理的安全性を高めるためには、個々の心のしなやかさ、心理的柔軟なリーダーシップが求められます。日本版心理的安全性4つの因子を解説し、あなたのチームの心理的安全性を高めるヒントをお伝えします。
★2022年11月1日~30日は、第63回品質月間です★
今年度のテーマは、「今こそ実践 新たな社会のクオリティ」です。SDGs, Society 5.0など日本社会の目指すべき方向性が語られ始めた中で、突然予期せぬCOVID-19感染症の世界的蔓延、そして軍事侵攻など、当たり前と考えていた社会が世界規模で変貌しています。品質月間では昨年、「新たな社会のクオリティ」を目指すというテーマを掲げました。ビジネスのDX化やそれを支える人材育成、TQMの根幹である社内外とのコミュニケーションを根底から考え直そうという意図があったからです。私どもでは今年の品質月間でも、この「新たな社会のクオリティ」という旗を掲げ、その意図の実現に向けた活動の展開に挑戦することといたしました。
品質管理活動は、製品・サービスの質(クオリティ)の保証から始まり、製品やサービスを生み出すプロセスの質、そのデザインや企画の質に進化し、さらにその進化を支える企業マネジメントの質へと進化を続けてきました。今、企業活動を支える健全な社会の質の実現に更なる一歩を進めなければ、社会自体がとんでもない方向に迷走するのではないかと考えます。
社会のクオリティを正しい姿に効果的に導くためには、社会の現状把握を基に、本質的問題を抽出し、社会全体が知恵を絞ってその解決に当たるという品質管理活動の視点と方法が有効なことは言うまでもありません。社会価値の創造が、顧客価値、そして企業価値の実現を意味する。そういう品質管理活動を品質管理に携わる方はもちろん、社会の構成員でもある企業人全体で考える機会に、今回の品質月間がなればと願うものです。★品質月間資料を活用して、効果的な品質月間を実施してください★
~各社で行う品質月間行事(一例)~
●品質の総点検
●社内パンフレットなどの作成・配布
●品質月間特別講演会、クオリティフォーラムなどへの参加
●Q旗の掲揚、品質月間ポスター・標語の掲示
●社内報を品質管理(TQM)特集号とする
●内部監査や社長などによるTQM診断の実施
●論文などの募集・選考
●社内の品質管理(TQM)大会の開催、関連する表彰式の実施
●品質月間テキストなどの購入・配布
●TQMの観点からみたトップへの働きかけなど