品質工学に挑む
技術開発実践現場の奮戦記
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矢野 宏 著
図書
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本体価格:1,800 円
ISBN:9784542511194
発売年月日:2005-10-27
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四六判・206頁
商品コード:351119【概要】
・とかく難解さが強調される品質工学について,「業務への応用が難しい」,「社内の理解が得にくい」などの現場での課題や問題点を解決するための
考え方や取組み姿勢を示唆する。
・品質工学を活用しようとする現場での課題や問題点を整理し,併せて,「品質工学の初期体験」,「社内勉強会」,「上司や職場仲間とのやり取り」など,
著者と現場スタッフとの対話を軸とした物語風に解説。
・社内で品質工学が普及する転機となった事例も併せて紹介。【目次】
プロローグ-品質工学推進者の嘆き-
1 品質工学を試してみる
1・1 品質保証の悩み
1・2 品質工学は使えないのか
1・3 さまざまな動きが出ると
2 成果が出ても使えない
2・1 製造現場が頑張る
2・2 まず事例を探してみる
2・3 データの解析で苦労する
2・4 寿命試験が止められるのに上司は反発
2・5 SN比の意味
2・6 技術内容の理解まで変わるのだが
3 品質工学のセミナーを受けて
3・1 受講者の上司への報告
3・2 品質工学セミナー報告書 (1)田口玄一先生の講義
3・3 品質工学セミナー報告書 (2)初期品質工学の体験
4 品質工学セミナーの事例報告
4・1 ジグ材料の開発-ダイナックス 真田厚志氏の話
4・2 難削材の切削加工-石川島播磨重工業(IHI) 藤懸清氏の話
4・3 生産現場での活用方法-東北品質工学研究会 畠山鎮氏の話
4・4 機械加工ラインのオンライン品質工学-マツダ 井田吉人氏の話
4・5 品質工学普及の転機-コニカミノルタビジネステクノロジーズ 田村希志臣氏の話
4・6 報告書を読んだ上司との討論
5 学生のセミナーの受講報告
5・1 学生の先生への報告
5・2 紙コプターの実験
5・3 学生のセミナー受講の報告
5・4 再び先生と学生の対話
6 社内勉強会風景(1)
6・1 勉強会の開始
6・2 みんなよくやっているが
6・3 品質工学会の賞の紹介
6・4 他人の成果を見たからといって
6・5 独自設計とは何か
6・6 製造にかかる負担
7 社内講演会の開催
7・1 社内講演会の案内
7・2 講師への依頼状
7・3 品質保証部担当の講演会の報告
7・4 講演会での質疑応答の問題
8 社内勉強会風景(2)
8・1 講演会のまとめ
8・2 新たな問題提起
8・3 設計部のシミュレーション
8・4 シミュレーションの精度と計算時間
8・5 戦いすんで日が暮れて
9 帰りなんいざ
9・1 元上司への手紙
9・2 上司からの返事
9・3 退職した人の再度の手紙
9・4 MTシステムをめぐる往復書簡
エピローグ
付録資料
索 引