医療の質安全保証を実現する 患者状態適応型パス[事例集2005年版]
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飯塚悦功・棟近雅彦・水流聡子 監修
患者状態適応型パスシステム研究会 編図書
3,300 円(税込)
本体価格:3,000 円
ISBN:9784542304161
発売年月日:2005-03-01
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B5判・256頁
商品コード: 330416医療の質安全保証に対する社会ニーズの高まりは疑いようがない。達成のためのアプローチにはいろいろあり得るが、
質経営アプローチは間違いなくその有力な方法論の一つと考えられる。
本書では、産業界の品質管理において確立されている原則である「プロセス管理」、「標準化」こそがパスの本質であるとの考察のもと、
パスが潜在的に有している能力を最大限に発揮するための一つの方法として、「患者状態適応型パス」を提案している。
実際に6疾患に関するパスを作成し、作成したパスの検証を実施した結果をもとに、考え得る患者状態の遷移の全体を記述する臨床プロセスチャートと、
そのチャート中の各患者状態ユニットにおける診療行為を、事例集として紹介している。
・前立腺全摘除術
・虚血性心疾患
・大腿骨頚部骨折
・小児気管支喘息
・脳梗塞
・糖尿病インスリン導入★各年の掲載パス検証調査結果対照表は、こちらをご参照ください。 【目次】
まえがき
1. 医療の質安全保証と医療質経営
1.1 質安全保証のための六つの要件
1.2 品質専門家から見た医療界の不思議
1.3 医療における質経営アプローチの有効性
2.ツールとしての患者状態適応型パスシステム
2.1 これまでのパスとの違い
2.2 患者状態適応型パスの基本構成
2.3 俯瞰図としての“臨床プロセスチャート”
2.4 当該ユニットの目標状態に向かって設定される“ユニットシート”
2.5 ユニットの目標状態の設定
2.6 ユニットからユニットへの移行ロジックの可視化
2.7 ユニット内で使用するデータリスト(オーダの集合体)
2.8 医療プロセスを可視化していく過程
2.9 医療プロセスの標準化の過程(他病院でも使えるパスとしての意識)
3.患者状態適応型パスシステムと医療の質安全保証との関係
3.1 改善の基盤としての標準化
3.2 標準としてのパス
3.3 コミュニケーションツールとしてのパス
3.4 システムによる質安全保証
3.5 患者状態適応型パスの意義
4.患者状態適応型パスシステムの事例
事例の構成について
4.1 前立腺全摘除術
(1)臨床プロセスチャート
(2)ユニット移行ロジック表
(3)ユニット目標状態
(4)ユニットシート(画面イメージ)
(5)ユニットシート(データリスト)
4.2 虚血性心疾患
(1)臨床プロセスチャート
(2)ユニット移行ロジック表
(3)ユニット目標状態表
(4)ユニットシート(画面イメージ)
(5)ユニットシート(データリスト)
4.3 大腿骨頚部骨折
(1)臨床プロセスチャート
(2)ユニット移行ロジック表
(3)ユニット目標状態表
(4)ユニットシート(画面イメージ)
(5)ユニットシート(データリスト)
4.4 小児気管支喘息
(1)臨床プロセスチャート
(2)ユニット移行ロジック表
(3)ユニット目標状態表
(4)ユニットシート(画面イメージ)
(5)ユニットシート(データリスト)
4.5 脳梗塞
(1)臨床プロセスチャート
(2)ユニット移行ロジック表
(3)ユニット目標状態表
(4)ユニットシート(画面イメージ)
(5)ユニットシート(データリスト)
4.6 糖尿病インスリン導入
(1)臨床プロセスチャート
(2)ユニット移行ロジック表
(3)ユニット目標状態表
(4)ユニットシート(画面イメージ)
(5)ユニットシート(データリスト)
付録 臨床プロセス検証調査用紙