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技術開発フォーラム

実施セミナー情報

セミナー名称 技術開発フォーラム
コース名称  
開講日程 2023年03月02日(木)
定員数 40名
残席状況

(受付終了)

開催地 ライブ配信
会場 ☆お申込みの前に必ずお読みください(Zoom)☆
一般価格 3,300円(10%税込)
維持会員価格 3,300円(10%税込)

  • 技術開発フォーラム

    こちらをクリックするとコース概要が表示されます。

    2020年は「コロナ禍」で終始したのではないでしょうか。テレワークに代表される働き方改革など、企業も戦略の見直しを迫られているようです。その中で注目されている1つがAIやIOT等の言葉で知られている人工知能です。また、SDGsやサステナブルなどが改めて認識させられたこともあり、デザイン経営も注目されています。人工知能に関わる最適化や評価、そしてデザイン経営の基礎となるデザイン思考は品質工学に大きな親和性があります。
    それらの話題について、椿広計先生と飯島淳一先生という斯界の権威にご講演をお願いしております。また、会員の研究も品質工学の新規分野への開拓と言うことで微力ながら進展を続けています。コロナ禍を打ち破る半歩になるためにも、皆様方のフォーラムへの参加をお願いいたします。

- ライブ配信にて開催!-

 

ライブ配信のポイント

・PCやタブレット、ご自宅や職場など、お好きな場所からご参加いただけます

・3密を避け、安全な環境下でご参加いただけます

 

プログラム

時 間 プログラム【敬称略】 
9:30~9:35 QRG幹事長挨拶
9:35~11:05 【特別講演】「現代統計科学からみた田口メソッド」
椿 広計(情報・システム研究機構 統計数理研究所長)

生誕100年を迎えた田口玄一先生のご業績を統計科学的観点から再評価したい。講演者の独断も多いことを許容いただきたい。
数理的独創性はロバストパラメータ設計に内包する2つの方法である。
第一は、誤差因子導入によるゲーム論的均衡点を用いたロバスト性追求である。統計学者からは批判も受けた調合誤差因子概念は、今日の人工知能進化の推進力になっている。
第二は、正規線形モデルに基づく平均値に関する要因分析(応答局面法等)から位置・尺度同時要因解析への途を切り拓き、一般化線形モデルの拡張を導いたことである。
一方、割引係数法、確率対応法、カード分類法、実験的回帰分析、累積法・精密累積法の提唱も数理統計学のその後の発展から鑑みると実に先駆的業績であった。
しかし、田口先生の興味は、最小二乗法を最尤法に置き換えて理論構築する事(これは残念ながら成し遂げられなかった)、距離概念に基づく推論を累積法などから最尤法に近いマハラノビス距離に置き換えることであった。マハラノビス距離による異常検知は田口先生以前にも実用化しており、人工知能分野ではサポートベクターマシンにその発展形が見られる。

11:15~12:00

【QRG活動報告①/WG4】「解析手法の研究と活用方法の検討」

解析手法の数理と現実の諸問題への適用について研究している。
・SN比および感度の最適化アプローチとしての実験計画法等の検討
・解析モデルにおける変数重要度の調査
・深層学習における画像異常検知手法の調査
・MT法による外観検査技術
などについて報告する。
併せて、WG4が注意喚起してきたRT法の次元問題のその後の状況なども紹介する。

13:00~13:45 【QRG活動報告②/WG2】「顧客価値創造のための商品企画開発プロセスの研究」

メーカーの役割として、生産・製造技術にモノづくりに加え、顧客価値を創造し、「魅力的な商品」を開発することが重要視されている。顧客価値創造は、商品企画段階で如何に顧客価値を評価することがポイントである。これまでの研究で、「品質の評価」適用し、商品企画における様々な選択問題に対して客観的な評価方法を確立した。一方で、商品企画の肝となるコンセプトやシステムの創造とその評価の方法について未だ画一的な方法論はない。WG2では、商品企画においてどのようにコンセプトやシステムを創造し評価していくのかを技術視点で方法論を検討している。今回は、商品企画におけるシステム評価について検討した内容を紹介する。

13:55~14:40 【QRG活動報告③/WG1】「タグチメソッドの道具を考える-2~TMの視点から「道具の目的と使い方」を考察する~」

田口博士は、“実験結果の信頼性に対する評価が直交表の役割であり、 信頼できる実験結果を得る方法は特性値の合理化である”と記述している。 ところで、新しい直交表の作成や使い方など様々な研究がなされているが、 流行の研究結果を学ぶ前に、そもそもWG1はタグチメソッドの道具について 本来の目的と使い方を十分に理解しているのだろうか。 直交表という道具についてその目的と役割、使い方などをタグチの原点に戻り検討している。 昨年のパラメータ設計に引き続き、今年度はパラメータ設計以外の手法における直交表の使い方について検討し全体的なまとめを行った。

14:40 閉会の辞 (QRG幹事)