セミナーコース詳細
◆ 化学物質管理セミナー
基礎から分かる米国化学物質管理コース~米国における自律管理のポイントも含めて~
■OSHA、TSCA における見落としがちな法令についても解説いたします
■米国化学物質管理における「自律管理」も解説いたします
日本(海外)から米国へ化学物質を輸出する場合、米国・労働安全衛生局(OSHA)が所管する「労働安全衛生法(OSHA)」と米国・環境保護庁(EPA)の所管する「有害物質規制法(TSCA)」を理解することが重要です。
OSHA による化学物質規制対象は、米国内の製造業者、輸入業者、流通業者および事業者に限定され、米国外の製造業者、輸出業者は対象外ですが、実際のところでは、米国内の輸入業者の多くは、この OSHA による規制に対応するために、米国外の製造業者・輸出業者に対して安全データシート(Safety Data Sheet: SDS)の提供を要求しています。
一方、TSCA は、人の健康または環境に EPA が所管する有害な化学物質が及ぼすリスクを防止することを目的としており、商業用として米国で製造、輸入、または加工される「化学物質、混合物または化学物質・混合物を含有する成形品」を規制した法律となります。
これらは、今般、日本で改正された安衛法施行令の新たな化学物質規制の考え方である、自律的な管理が当たり前に取り入れられています。
本コースでは、上記内容を分かりやすく解説します。
関係者皆様のご参加を心よりお待ちしています。
プログラム
時 間 | 講義内容 |
13:00~16:00 | 1.米国における化学物質管理とは(総論) ・米国化学物質管理における歴史 ・米国化学物質管理の立て付け 2.米国労働安全衛生法(OSHA)における化学物質自律管理について ・OSHA とは~米国の化学物質自律管理のポイントも含めて~ ・ばく露アセスメント(エクスポージャーアセスメント)について ・とくに見落としがちな法令について(よくある法令違反) ・罰則等、OSHA の厳しさについて ・NFPA による化学物質管理について ・NFPA による表記と GHS 表記との違い 3.米国環境保護庁(EPA)による化学物質管理について ・EPA とは ・米国有害物質規制法(TSCA)とは ・2016Amendments について ・TSCA における特に見落としがちな(注意すべき)法令について ・TSCA において知っておくべきこと(登録、毒性情報等) 4.米国の最新規制動向について 5.質疑応答 |
対 象 | 米国の化学物質管理規制について理解したい方 |
講 師 | 持田 伸幸氏 ENEOS 株式会社 川崎製油所 米国認定インダストリアルハイジニスト(CIH) |
2024年度参加費
一 般:¥19,800
<10%税込>
維持会員:¥17,600
<10%税込>
※参加費は、テキスト・資料代を含んだ金額です。
開催日程
※ 開催は終了しました。