セミナーコース詳細
◆ 化学物質管理セミナー
基礎から分かるSDSの作成と読み方の実務者向けコース
■労働者の安全確保のためにSDSの活用は極めて重要です。
■海外から化学品を輸入し、国内にて流通させる場合のSDS解説もいたします。
SDS(Safety Data Sheet:安全データシート)とは、化学品の安全な取り扱いを確保するために、化学品の危険有害性等に関する情報を記載した文書のことです。
国内における事業者間取引においては、安衛法、化管法、毒劇法のSDS三法に基づき、その取り扱う化学品により、SDS提供が法的に義務規定、努力義務となっており、このSDSは、労働者の安全確保や環境影響による人健康への予防のために極めて重要な役割を果たしています。
また、自社で化学品を製造や販売する場合、国内や海外のメーカーから購入した原料と自社製造の化学品を配合して販売する場合、若しくは、海外から化学品を輸入し、国内にて流通(販売)させる場合など、様々な場面でSDSを作成し、提供することが求められます。
本コースでは、SDSの基礎的事項の理解から始まり、SDS作成手順、国内外から購入した原料SDS情報を使用する際の注意事項などSDSに係る実務のポイントをわかりやすく解説するコースとなっています。
プログラム
時 間 | 講義内容 |
13:00~17:00 | 【Ⅰ】 SDSの基礎を知る ・SDSとは何か ・SDSの構成 ・SDSとGHS、JIS ・SDSの必要性と法的位置づけ ・SDS3法(安衛法、化管法、毒劇法)の概要 各法の情報提供義務物質と裾切値、提供情報 情報提供義務の除外要件 【Ⅱ】 SDSに何を記載すべきかを知る ・SDSの記載事項 ※下記1~16は、SDSの記載項目番号 ◇ものは何か? 1. 化学品及び会社情報 3. 組成及び成分情報 15. 適用法令 ◇危険有害性はどのようなものか? 2. 危険有害性の要約 GHSラベル要素の注意書きとSDS各項目との関係、等 9. 物理的及び化学的性質 10. 安定性及び反応性 11. 有害性情報 12. 環境影響情報 ◇危険有害性を避けるためどのように取扱うべきか? 4. 応急措置 5. 火災時の措置 6. 漏出時の措置 7. 取扱い及び保管上の注意 8. ばく露防止及び保護措置 13. 廃棄上の注意 14. 輸送上の注意 16. その他の情報 【Ⅲ】 SDSの読み方を知る ・製品の概要をSDSから読み取る 製品組成、通知義務の有無、危険有害性、物理化学的特性、取扱いの注意点など ・SDS活用における注意点 安衛法、危険物判定などの例 ・SDSの作成者と読み手の認識の違い 【Ⅳ】 SDS作成手順を知る ・SDS 作成手順 ・情報収集から製品のGHS分類まで 製品組成の同定 分類のための情報収集 SDS3法該非確認 成分の情報収集 製品のGHS分類結果判定 ・SDSテンプレートへの書き込み ・ツールの活用 NITE-Gmiccs 【Ⅴ】 SDS作成例 ・SDS第2項のGHSラベル要素を選ぶ ・SDS第3項における組成情報を記載する 営業秘密の場合、営業秘密でない場合 ・その他のSDS各項における記載の実際について考える 【Ⅵ】 質疑応答 |
※ プログラムは変更する場合があります。
対 象 | ・化学品の製造、化学品の流通、現場にて化学品のSDS作成にたずさわる方 ・化学、素材、食品、電気・電子、機械、工具、自動車、建設・建築、プラスチック、石油、ガス、農薬、殺虫剤、肥料、繊維、試薬、製薬、硝子、インク・塗料、化粧品、製紙、火薬、石鹸・洗剤メーカーにてSDSを作成される方 ・商社にてSDSに携われる方、など |
講 師 | 黒崎 恵子氏 三菱ケミカル株式会社 プロダクト・スチュワードシップ推進部 製品安全情報グループ |
2024年度参加費
一 般:¥19,800
<10%税込>
維持会員:¥17,600
<10%税込>
※参加費は、テキスト・資料代を含んだ金額です。
2025年度参加費
一 般:¥20,900
<10%税込>
維持会員:¥18,700
<10%税込>
※参加費は、テキスト・資料代を含んだ金額です。
開催日程
※ 開催は終了しました。