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技術開発フォーラム

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技術開発フォーラム
 

- 東京会場&ライブ配信にて開催!-

 

開発・設計技術者の方々に贈る【品質工学の最前線】

2025年3月13日(木)開催決定

・品質工学研究グループ(QRG)の活動成果をご報告いたします

・全国どこでもオンライン生配信でご覧いただけます

 

プログラム

時 間 プログラム【敬称略】
10:00~10:05 QRG幹事長挨拶
10:05~10:35 【QRG活動報告①/WG1】「SN比を考える」

田口博士は、“タグチメソッドは、生産に移ってから、あるいは市場に出てから発生するトラブルを製品設計時に、さらに生産工程の設計時に改善・研究ができるための、品質の予測方法を提供する技術手段である。”と記述している。

そして、品質の予測方法として機能性評価があり、その評価のカナメがSN比である。

我々は毎日のようにSN比になじんでいるのだが、1950年代から始まったSN比の発展の歴史はもとより、その素顔を意外と知らないのではないか。 「深く知ることでより良く使いたい」との思いから始める研究である

今年度は、標準SN比について理解を深め、その他の様々なSN比が持っている技術的な意味から、標準SN比との関連付けを試みた。
SN比の統一は田口博士の晩年の想いであった。その検討内容を紹介する。

10:45~11:15

【QRG活動報告②/WG2】「顧客価値創造のための商品企画開発プロセスの研究」

メーカーの役割として、顧客価値を創造し「魅力的な商品」を開発することの重要性が高まっている。顧客価値創造は、商品企画段階で如何に顧客価値を評価するかがポイントである。

これまでWG2では「品質の評価」を応用し、商品企画における様々な選択問題に対する客観的な評価方法を提案してきた。しかし、商品企画の最重要課題は新たなコンセプトやシステムの創造にあり、選択問題への対処はその一部に過ぎない。そこでWG2では2024年度より商品企画におけるコンセプトやシステム創造の生産性を高めるための評価方法の検討に着手した。

今回は、創造したシステムの素性の良さを商品企画段階で評価する方法として検討を進めている仮想的機能性評価法について報告する。

11:25~11:55 【QRG活動報告③/WG4】「解析手法の研究 ~MT法などの品質工学手法と機械学習手法の比較研究および地震予知への貢献を目指した活動~」

昨年度のフォーラムでは機械学習モデルにおける変数重要度についての調査をおこない、SHAP値が特によく用いられていることを報告した。

本年度はこのSHAP値を用いるときの注意すべき点と、パラメータ設計への応用について紹介する。

また、WG4が取り組んでいる地震予測への貢献を目指した活動における現在の取り組み状況を簡単に紹介する。

11:55~13:00 昼休憩

13:00~14:30 【特別講演/椿広計(情報・システム研究機構 統計数理研究所長)】
「TQC活動の見直し ~更なる成長が何故できなかったのかを考える時機では?~」

長きにわたり統計数理研究所長を務められ、横断型基幹科学技術研究団体連合会長にも就任された、椿広計氏をお招きしてのご講演です。

戦後のSQC創生から日本的TQCの最盛期と陰りまでの歴史を、TQCに関わりつづけた統計家の視点から、解説していただきます。

TQCおよび日本企業の現在地を定義し、問題を明確化する、未来の品質のための講義です。ぜひご聴講ください。

14:30~14:40 閉会の辞 (QRG幹事)

※都合によりプログラム内容、時間を変更する場合がございます。あらかじめご承知おきください。  
※撮影・録音などはご遠慮ください。

 

【参考】昨年度のプログラム

時 間 プログラム【敬称略】 
9:30~9:35 QRG幹事長挨拶
9:35~11:05 【特別講演】「現代統計科学からみた田口メソッド」
椿 広計(情報・システム研究機構 統計数理研究所長)

生誕100年を迎えた田口玄一先生のご業績を統計科学的観点から再評価したい。講演者の独断も多いことを許容いただきたい。
数理的独創性はロバストパラメータ設計に内包する2つの方法である。
第一は、誤差因子導入によるゲーム論的均衡点を用いたロバスト性追求である。統計学者からは批判も受けた調合誤差因子概念は、今日の人工知能進化の推進力になっている。
第二は、正規線形モデルに基づく平均値に関する要因分析(応答局面法等)から位置・尺度同時要因解析への途を切り拓き、一般化線形モデルの拡張を導いたことである。
一方、割引係数法、確率対応法、カード分類法、実験的回帰分析、累積法・精密累積法の提唱も数理統計学のその後の発展から鑑みると実に先駆的業績であった。
しかし、田口先生の興味は、最小二乗法を最尤法に置き換えて理論構築する事(これは残念ながら成し遂げられなかった)、距離概念に基づく推論を累積法などから最尤法に近いマハラノビス距離に置き換えることであった。マハラノビス距離による異常検知は田口先生以前にも実用化しており、人工知能分野ではサポートベクターマシンにその発展形が見られる。

11:15~12:00

【QRG活動報告①/WG4】「解析手法の研究と活用方法の検討」

解析手法の数理と現実の諸問題への適用について研究している。
・SN比および感度の最適化アプローチとしての実験計画法等の検討
・解析モデルにおける変数重要度の調査
・深層学習における画像異常検知手法の調査
・MT法による外観検査技術
などについて報告する。
併せて、WG4が注意喚起してきたRT法の次元問題のその後の状況なども紹介する。

13:00~13:45 【QRG活動報告②/WG2】「顧客価値創造のための商品企画開発プロセスの研究」

メーカーの役割として、生産・製造技術にモノづくりに加え、顧客価値を創造し、「魅力的な商品」を開発することが重要視されている。顧客価値創造は、商品企画段階で如何に顧客価値を評価することがポイントである。これまでの研究で、「品質の評価」適用し、商品企画における様々な選択問題に対して客観的な評価方法を確立した。一方で、商品企画の肝となるコンセプトやシステムの創造とその評価の方法について未だ画一的な方法論はない。WG2では、商品企画においてどのようにコンセプトやシステムを創造し評価していくのかを技術視点で方法論を検討している。今回は、商品企画におけるシステム評価について検討した内容を紹介する。

13:55~14:40 【QRG活動報告③/WG1】「タグチメソッドの道具を考える-2~TMの視点から「道具の目的と使い方」を考察する~」

田口博士は、“実験結果の信頼性に対する評価が直交表の役割であり、 信頼できる実験結果を得る方法は特性値の合理化である”と記述している。 ところで、新しい直交表の作成や使い方など様々な研究がなされているが、 流行の研究結果を学ぶ前に、そもそもWG1はタグチメソッドの道具について 本来の目的と使い方を十分に理解しているのだろうか。 直交表という道具についてその目的と役割、使い方などをタグチの原点に戻り検討している。 昨年のパラメータ設計に引き続き、今年度はパラメータ設計以外の手法における直交表の使い方について検討し全体的なまとめを行った。

14:40 閉会の辞 (QRG幹事)

2024年度参加費

一  般:¥3,300 <10%税込>
維持会員:¥3,300 <10%税込>

※参加費は、テキスト・資料代を含んだ金額です。

2025年度参加費

一  般:¥3,300 <10%税込>
維持会員:¥3,300 <10%税込>

※参加費は、テキスト・資料代を含んだ金額です。

開催日程

開催日 開催地 会場 定員 残席状況  

開催日

2025年03月13日(木)

開催地

東京

会場

日本規格協会 三田Avanti セミナールーム

定員

30 名

残席状況

空席あり

開催日

2025年03月13日(木)

開催地

ライブ配信

会場

☆お申込みの前に必ずお読みください(Zoom)☆

定員

70 名

残席状況

空席あり