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ISO9000セミナー

セミナーコース詳細

ISO9000セミナー
内部監査パフォーマンス向上コース

■役立つプロセスアプローチを学習

■充実の演習で自然に力量UP

QMS改善に役立つプロセスアプローチの考え方と有効な監査技法であるプロセス監査を学んでいただくコースです。カリキュラムも演習を取り入れ、より実践的な内容となっております。

※本コースは社内研修にて承っております。※

「役に立つ監査/審査」とは

「役に立つ監査/審査」によって、組織や部署のマネジメント力は成長していくと言われており、この“役に立つ”の主語は正しく「被監査(被審査)側」であります。その実現のために、監査員/審査員の力量の維持向上は必要不可欠でありますが、常時監査や審査を行っている方はまれであって、大抵の場合、順繰りで行うことが多いと思います。そのような状況下で、果たして本当に「役に立つ監査/審査」は出来ますでしょうか?
やらされ感で監査/審査を行うと、如実に悪さ加減が結果に表れます。単純な記録の確認、規格や要領の適合性、粗探しだけに終始するのではなく、「事実・実態」を良く観て、問題があれば、それを自らが解決できるようそのきっかけを与え、考えさせるように監査/審査を進めていくことが本当の意味での“良い”監査/審査であると言えるのではないでしょうか。そのためにも、監査員や審査員は様々な考え方を柔軟に取り入れ、正しく理解していく能力が必要となります。
当セミナーは、以前は審査員補や(主任)審査員の方々に「監査/審査」の力量を上げていただくためのCPDコースとして実施してきましたが、今年度から組織において内部監査を行っている方々にも対応した内容に改訂しております。勿論、これまで通りに審査員(補)の資格維持(CPD)のためのコースとしても十分対応をしております。テーマも関心の高い3つを取り上げました。 是非ともこの機会に積極的なご参加をお願いいたします。

◆JRCA承認のCPD登録コース◆

(資格維持申請のための「CPD実績の記録(B)」の提出は不要です)
 本コースは、マネジメントシステム審査員評価登録センター(JRCA)の「継続的専門能力開発(CPD)」の対象コースに認定されております。

テーマ① QMS改善に役立つプロセスアプローチによる有効性監査

認証機関による審査や内部監査の有効性に不満を持つ組織が大変多くなっています。特に多くの組織では、内部監査の有効性の改善について、なかなか手を着けられていないという実情があります。内部監査については、システムやプロセスのまずさを検出し、QMSの改善に結びつけるという本来の目的を忘れ、規格要求事項との整合性だけを確認する作業を行っている状況がよく見受けられます。結果を出すためには、監査(認証審査、内部監査)においてもプロセスアプローチを実施する“プロセス監査”が必須であり、組織から結果を期待されているパフォーマンス重視の監査についての体系的な教育が、監査をする方(内部監査員、審査員)に求められています。

本コースは、それらの切実なニーズに応えるべく、QMS改善に役立つプロセスアプローチの考え方と有効な監査技法であるプロセス監査を学んでいただくことを目的としております。カリキュラムも演習を取り入れ、より実践的な内容となっております。演習、講師からのフィードバック、受講生同士のディスカッションを通じて多くの気付きがあり、飽きることなく自然にプロセス監査の力量を養うことが可能です。

プログラム

時 間 講義内容

10:00~16:30

(実時間5時間)

有効な監査とは何か
品質マネジメントの原則/品質マネジメントの理解度演習
有効性監査とは
有効性監査の事例研究/有効性監査事例演習
監査のアプローチ
プロセスアプローチの理論と実践
プロセスの分析/プロセス分析演習
プロセス監査の準備と実施/プロセス監査準備演習
プロセス監査の報告/プロセス監査報告演習
プロセスの改善に必要なこと

テーマ② 組織のQMSの有効性向上を支援するための監査の勘所

ISOの認証制度は創設後20年になり、認証組織のQMSは多様な運営となっています。組織は、認証維持によりQMS運営効果が出ることを期待していますから、内部監査員や審査員は状況を見極めて、それに合った姿勢で臨まねばなりません。しかし、明確な指針はなく、対応に苦慮して戸惑う場面に遭遇する機会も多くなっています。このコースでは、組織とどのように向き合ってQMSの有効性向上を支援するかについて、内部監査や審査の経験が豊富な講師をお招きし、自らの体験を踏まえて監査の勘所を紹介します。

プログラム

時 間 講義内容
10:00~16:30
(実時間5時間)
最近の認証組織の多様化したQMS運営状況
ISO9001の規定事項の解釈及び適用で内部監査員や審査員が重視すべき要素
QMSの有効性を促すための課題の検出方法
(※各単元において、ディスカッション及び質疑応答を実施。)

テーマ③ 新しい複合マネジメントシステムの考え方と監査技法

ISO9001やISO14001など、複数のマネジメントシステム規格に適合した組織が増えています。品質マネジメントシステムと環境マネジメントシステムや労働安全衛生マネジメントシステムなどを組み合わせて運用されています。しかし、そもそも何のためのQMS、EMSなのかを考える必要があります。すべては、組織が永続するためのものであり、目的は一つのはずなのですが、現実には、別のものとして運用されているケースが残念ながら多いようです。本コースでは、あるべき姿の複合マネジメントシステムの新しい考え方と、有効な複合審査手法である提供価値最大化・残留リスク最小化アプローチによる監査について学んでいただきます。また、提供価値最大化アプローチ審査の要である“プロセスの目分析”や残留リスク最小化アプローチ審査の要である“リスクの目分析”を中心に、より実践的な演習が用意されており、効果的な学習ができるようになっています。グループ演習や講師と受講生あるいは受講生同士のディスカッションを通じて、飽きることなく自然に有効な複合マネジメントシステムとは何かが理解できるようになります。

プログラム

時 間 講義内容
10:00~16:30
(実時間5時間)
新しい複合審査技法の概要
組織永続のために必要な考え方(ゴーイングコンサーン)
マネジメントシステムの現状と課題
組織永続のためのマネジメントシステムの必要性
組織永続のためのマネジメントシステムの構築/プロセスの目、リスクの目、分析演習
組織永続となるために必要なこと
プロセス審査、リスク審査の準備と実施/情報収集準備演習
プロセス審査、リスク審査の報告/審査報告演習
システム改善に必要なこと

※いずれテーマも、プログラム・講師は、変更になる場合がございます。

※開催会場により、テーマが異なります。
テーマについては開催日程をご確認ください。

対 象 QMS審査員補の資格をお持ちの方
組織のQMS運営事務局/内部監査員の方

開催日程

※ 開催は終了しました。