おはなし科学・技術シリーズ
バイオメトリクスのおはなし
あなたの身体情報が鍵になる
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小松 尚久・内田 薫・池野 修一・坂野 鋭 共著
図書
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本体価格:1,500 円
ISBN:9784542902787
発売年月日:2008-10-24
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B6判・142頁
商品コード:390278【概要】
バイオメトリクスって何だろう? •バイオメトリック認証の技術開発の歴史・特徴・種類など,基本的な事項をやさしく解説します。
・身近な活用事例を多く掲載し,社会のどのような場面で役立っているのかを知ることができます。
・バイオメトリック認証システムが実際にどのようなプロセスで行われるのか,また,システム運用者・利用者がそれぞれ注意すべき事項を説明します。
・国際協調のための標準化の動向についても紹介。国際標準作りにかかわった著者の体験談など,多彩なコラムが充実しています。【目次】
第1章 バイオメトリクスを知る
1.1 バイオメトリクスとは
1.2 どのようにして本人を確認するのだろう
(1) データ収集
(2) 信号処理
(3) 判定
1.3 パスワード,IDカードと比べてみよう
第2章 いろいろなバイオメトリクス
2.1 日常のバイオメトリクス
2.2 バイオメトリック認証の技術には何が必要なの?
2.3 体の形状を用いたバイオメトリクス
(1) 手の甲静脈,手のひら静脈,指静脈
(2) 指紋
(3) 顔
(4) 虹彩
(5) 手の形状
2.4 動作の癖を用いたバイオメトリクス
(1) 署名
(2) 音声
2.5 複数の生体情報を用いたバイオメトリクス
―多重バイオメトリクス
2.6 研究中のバイオメトリクス
第3章 技術を活かすも殺すも使い方次第
3.1 どんなバイオメトリック認証を使うべきか
(1) 強い強度で守りたい場合
(2) 毎日のことだから使いやすさが大事な場合
(3) みんなで代わる代わる使う機械の場合
3.2 認証精度はどう表すか
3.3 認証エラーはなぜ起こるか
3.4 認証基準の微調整―安全性と利便性
3.5 性能を表すグラフ(ROCカーブ)
3.6 システムの運用要件の決め方
(1) 利便性に関する要件決定の考え方
(2) 安全性に関する要件決定の考え方と例
(3) 要件に基づく製品選定と調整
第4章 バイオメトリクスの活用事例
4.1 バイオメトリクス活用の歴史
4.2 活用事例
(1) やむにやまれず使う場合
(2) 便利になるから使う場合
(3) 大事な人を守るために使う場合
第5章 みんなが安心して使えるように―標準化
5.1 国際協調に向けた標準化の動き
5.2 性能を比べるための精度評価法標準化
(1) 日本における精度評価法標準化の流れ
(2) SC37における精度評価法の国際標準化
(3) 日本の国際標準化への貢献
(4) 精度評価コンテスト
5.3 いろいろなシステムを協力して働かせるための標準化
5.4 バイオメトリック技術を安心して使うための標準化
5.5 通信に関する標準化
第6章 バイオメトリクスとプライバシー
6.1 バイオメトリクスとプライバシーの関係
(1) はじめに
(2) プライバシーとは
(3) バイオメトリクスとプライバシーの関係
(4) 利用者のバイオメトリック情報に対する
プライバシー保護の必要性
6.2 安心してバイオメトリクスを使うために
(1) 利用者,運用者に求められること
(2) プライバシー先進国での取組み
(3) プライバシーガイドライン
(4) 利用者が考慮すべき事項
(5) システム運用者が考慮すべき事項
第7章 バイオメトリクスのこれまでとこれから
7.1 バイオメトリクスの歴史
7.2 バイオメトリック認証システムの安全性
7.3 新たな応用に向けて―むすびにかえて