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おはなし科学・技術シリーズ

おはなしMT(マハラノビス・タグチ)システム
予測・推測の可能性を広げる品質工学手法

  • 鴨下隆志・矢野耕也・高田圭・高橋和仁 共著

    図書

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    1,540 円(税込)

    本体価格:1,400 円

    ISBN:9784542902732

    発売年月日:2004-06-17

  • B6判・204頁
    商品コード: 390273
    【概要】
    本書は、MTシステムの入門書に対象を絞り、「MTシステムって何だろう?」という疑問に答えるべく、その成り立ちと実例を、易しく解説している。 
    【目次】
    1 MTシステムって何?
    1.1 討論の始まり
    1.2 MTシステムの入り口
    1.3 MTシステムの手順と解析の考え方
    1.4 MTシステムは診断と予測の方法
    1.5 直交表によるチェックの方法
    2 電気通信大学でのMTシステムの始まり
    2.1 火災報知器の研究のきっかけ
    2.2 火災報知器の実験
    2.3 火災報知の単位空間の作り方
    2.4 火災の場から見た単位空間
    2.5 火災の診断の実験
    3 MTシステムのソフトウェアが作られた
    3.1 ソフトウェア作成の経過
    3.2 データ表記の問題点
    4 衣服の着心地もMTシステムで
    4.1 なぜ、電通大でジャケットの着心地か
    4.2 型紙で着心地が予測できるか
    5 手書き文字を自動で読み取る
    5.1 「あ」「お」「ぬ」を識別する
    5.2 ます目の文字は単位空間にゼロが発生
    6 プログラマの能力が予測できないか
    6.1 プログラマの能力評価に対する誤解
    6.2 良いプログラマは異常か?
    7 MTシステムは病気の診断から始まった
    7.1 健康診断はあてにならない?
    7.2 医学的データの根拠を固めよう
    7.3 肝臓病の診断の確かさ
    7.4 漢方医学の世界でも有効になる
    8 半導体のはんだ付けの外観検査を自動化する
    8.1 リード線をはんだ付けすると
    8.2 検査で問題となる合否の境目
    9 携帯電話の水晶振動子のごみ
    9.1 MTシステムは検査に有効
    9.2 項目数がたくさんある場合の処理方法
    10 製品の使いやすさもMTシステムで
    10.1レバーの使いやすさを設計する
    10.2使いやすさをいかに評価するか
    11 画像評価のポイントはMTシステム
    11.1画像評価で行われたMTシステム
    11.2パターンを自動的に判断できる
    12 企業の健康状態を診断する
    12.1 普通の企業とは何か
    12.2 良い企業と悪い企業を識別する
    13 測定のうまい人とへたな人を識別する
    13.1 測定の潜在能力を求める
    13.2 測定能力の予測へ
    14 宇宙に飛んだ衛星の故障
    14.1 宇宙機の状態を地上で診断できるか
    14.2 宇宙機が故障したときには
    15 MTシステムはパラメータ設計である
    15.1 足浴で疲労をとる
    15.2 疲れていない状態って何?
    15.3 「疲れた」とは信号のこと
    15.4 足浴の効果をパラメータ設計する
       -品質工学の核心
    15.5 入浴剤の効果を調べてみた
    15.6 官能検査との関係は
    16 多変量解析とMTシステムの相違
    16.1 多変量解析とMTシステムの対応
    16.2 多変量解析さまざま
    16.3 MTシステムと判別分析の相違のまとめ
    17 MTシステムの数理
    17.1 どのような計算が行われているのか
    18 何が問題か
    18.1 たくさんのデータがあればよいか
    18.2 文科系の分野への適用
    18.3 真の値の必要性
    18.4 診断と距離の分布のグラフ化の問題
    18.5 第1種の過誤と第2種の過誤の関係
    18.6 統計学との関係
    18.7 従来分析の壁
    18.8 再び分布について
    18.9 昔の知識が邪魔になる
    18.10先の先まで見通して
    19 これから何をしたらよいか
    付録 MTシステムの解析で失敗を少なくするために
    1.データ入力上のミスをなくす
    2.欠測値の処理をする
    3.計測項目数(列数)とサンプル数(行数)の関係を確認する
    4.アイテム・カテゴリデータの自由度を考える
    5.相関行列(単相関係数)の値に注目する
    6.多重共線性を避けるには
    7.マルチ法の利用
    8.標準偏差σ=0の場合の対応
    あとがき
    索  引

     

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