おはなし科学・技術シリーズ
暗号のおはなし[改訂版]
情報セキュリティの基盤
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今井 秀樹 著
図書
1,650 円(税込)
本体価格:1,500 円
ISBN:9784542902671
発売年月日:2003-05-01
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B6判・246頁
商品コード 390267【概要】
・ネットワーク社会における役割が大きい暗号は、高度の安全性が要求されます。さらに暗号構成・ 解析の理論を構築し、1990年代の終わりから2000年代の初頭にかけて暗号の標準化や日米欧州における評価プロジェクト(AES、NESSIE、CRYPTREC)が発足、実施されました。本書はヒューマンクリプトについて加筆し、さらに安全性と現代のネットワークにおける暗号の応用について分かりやすく詳解しています。
・量子暗号、公開鍵暗号、ハッシュ関数、ディジタル署名など現代に合わせた内容にリニューアル。
・暗号をさらによりよく知るために暗号関連の図書を紹介。【目次】
改訂にあたって
まえがき(初版)
第1章 暗号とは
1.1 簡単な暗号化をしてみよう
1.2 より強い暗号へ
1.3 究極の暗号
1.4 暗号で署名する
1.5 ネットワーク暗号
第2章 DESからAESへ
2.1 DESの出現
2.2 簡単なフェイステル型暗号の例
2.3 暗号攻撃の前提
2.4 実際に暗号を攻撃してみよう
2.5 DESからT-DESへ
2.6 AES
2.7 ブロック暗号の使い方
2.8 量子暗号
第3章 鍵配送方式と公開鍵暗号
3.1 古典的鍵配送方式
3.2 公開鍵暗号方式
3.3 耐タンパー装置を用いたIDに基づく暗号方式
3.4 RSA暗号
3.5 DH鍵共有方式とエルガマル暗号
3.6 さまざまな公開鍵暗号方式
3.7 公開鍵暗号の安全性
3.8 公開鍵暗号で何ができるのか
第4章 デジタル署名と認証方式
4.1 デジタル署名
4.2 デジタル署名の安全性とハッシュ関数
4.3 デジタル署名と物理的署名
4.4 さまざまなデジタル署名方式
4.5 IDに基づくデジタル署名
4.6 共通鍵方式によるメッセージ認証方式
4.7 相手認証
4.8 ゼロ知識対話証明による相手認証
第5章 ネットワーク暗号に向けて
5.1 ネットワーク暗号-ふたたび
5.2 公開鍵認証基盤(PKI)
5.3 IDに基づく方式
5.4 KPS
5.5 線形スキーム
5.6 KPSによるデジタル署名
第6章 暗号の広がり
6.1 みんなで秘密を分けるには
6.2 ネットワークでゲームをするには
6.3 電子投票
6.4 電子マネー
6.5 さまざまな暗号の応用
第7章 ヒューマンクリプトとは
7.1 ヒューマンクリプトとは
7.2 視覚複合型暗号
7.3 個人認証
7.4 安心できるネットワーク社会に向けて
暗号をさらに知りたい人のために
索引