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危機管理対策必携 事業継続マネジメント(BCM)構築の実際

  • インターリスク総研 小林 誠 監修

    図書

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    3,080 円(税込)

    本体価格:2,800 円

    ISBN:9784542701557

    発売年月日:2006-11-09

  • A5判・288頁
    商品コード:370155
    【概要】
    BCM(事業継続管理)とは、「組織が存続し続けるために中核事業の特定と事業継続に関する障害を認識し、災害時等において当該事業を継続するための手順(BCP)の確立、及び、その手順を有効に機能させるための教育や訓練、更新、災害に対する事前対策までを含めた管理プロセス」のことです。
    我が国では、2006年2月に経済産業省中小企業庁が“中小企業BCP策定運用指針 第1版”を公表しました。
    本書は、その指針を検討したBCP有識者会議のメンバー有志により、初心者に向けて、“身の丈にあったBCPを一人でも作れる”ように、やさしい解説を心がけて執筆されており、BCMの基礎知識から実際のBCP策定・運用のためのノウハウを含めBCMの理解に役立つ一冊です。
    【目次】
    第1章 BCMの基礎知識
    1.1 BCMとは
     1.1.1 定義
     1.1.2 重要な考え方
    1.2 歴史・背景
     1.2.1 DRからBCへ
     1.2.2 米国での法規制の後押し
     1.2.3 我が国におけるDR
    1.3 国内外の実施状況
     1.3.1 各国の概況
     1.3.2 日本の概況
     1.3.3 日本企業のBCM導入状況
    1.4 主要な用語解説
    第2章 中小企業庁「中小企業BCP策定運用指針」の概要
    2.1 概要
     2.1.1 制定経緯
     2.1.2 指針の考え方
     2.1.3 指針の特徴
    2.2 BCM構築のためのステップアップ
     2.2.1 基本方針と運用体制
     2.2.2 BCPの策定・運用の自己診断
     2.2.3 中小企業庁ホームページの使い方
    2.3 財務診断モデルの考え方
     2.3.1 財務診断の必要性
     2.3.2 事故・災害とキャッシュフローの悪化
     2.3.3 中小企業のBCPにおけるキャッシュフロー対策
     2.3.4 事故・災害の発生と金融機関の役割
     2.3.5 中小企業BCPにおける財務診断モデルの位置付け
    第3章 BCP策定のための基本コース
    3.1 簡単なBCPの作り方
     3.1.1 基本方針
     3.1.2 中核事業と目標復旧時間の設定
     3.1.3 緊急時体制の確立
     3.1.4 事前対策整備計画の立案
     3.1.5 教育・訓練と点検計画の立案
     3.1.6 緊急時の基本的な対応行動の立案
     3.1.7 通常取引先と代替策の連絡先の整理
     3.1.8 BCPの掲示と見直し
     3.1.9 緊急時のBCP発動
    3.2 財務診断モデル(基本コース)
     3.2.1 基本コースの位置付け
     3.2.2 復旧費用の算定
     3.2.3 復旧費用の調達
    第4章 BCP策定のための中級コース
    4.1 BCPサイクル
     4.1.1 事業を理解する
     4.1.2 BCPの準備,事前対策を検討する
     4.1.3 BCPを策定する
     4.1.4 BCP文化を定着させる
     4.1.5 BCPの診断,維持・更新を行う
    4.2 財務診断モデル(中級コース)
     4.2.1 復旧費用の算定
     4.2.2 復旧費用の調達
     4.2.3 事故・災害発生後のキャッシュフローの算定
     4.2.4 事前防災対策の考え方
     4.2.5 キャッシュフロー対策をどう考えるか
     4.2.6 政府の災害時中小企業支援策の概要
    第5章 BCP策定のための上級コース
    5.1 BCPの対象拡大
     5.1.1 なぜサプライチェーンが大事か?
     5.1.2 サプライチェーンを中断させないための企業の対策
     5.1.3 企業連携での対応のポイント
    5.2 BCPの分析深化
     5.2.1 リスク分析・ビジネスインパクト分析の考え方
     5.2.2 経済産業省のガイドラインにおける分析方法
     5.2.3 オーストラリア/ニュージーランドのBCMガイドブック
    5.3 緊急時におけるBCPの発動
     5.3.1 緊急時におけるBCP発動フロー
     5.3.2 フローに沿った実施項目
     5.3.3 緊急事態ごとの初動対応
    5.4 財務診断モデル(上級コース)
     5.4.1 資産の損壊と貸借対照表・キャッシュフローへの影響
     5.4.2 資産の損壊と損益計算書・キャッシュフローへの影響
     5.4.3 事故・災害の種類ごとの検討
     5.4.4 中核事業・非中核事業,事業所が複数の場合の復旧費用の算定
     5.4.5 中核事業・非中核事業,事業所が複数の場合の復旧費用の調達
    第6章 事例に見るBCM構築の実際
    6.1 BCMが機能した事例とポイント
     6.1.1 2001年米国同時多発テロ
     6.1.2 2004年新潟県中越地震
    6.2 BCMの取組み事例の紹介
     6.2.1 米国
     6.2.2 欧州の状況
     6.2.3 金融業界の取組み
    6.3 人材育成の重要性
     6.3.1 人材・プロフェッショナル育成の重要性
     6.3.2 英国BCIの資格概要
     6.3.3 米国DRIIの資格概要
     6.3.4 BCMに必要なスキル・セット分野
     6.3.5 事業継続に係る職種
     6.3.6 BCM体制構築におけるプロフェッショナル人材育成
     6.3.7 今後の事業継続分野における人材育成のあり方
    第7章 国内外の標準化動向
    7.1 概要
    7.2 各国の標準化の動向
     7.2.1 日本国内の標準化動向
     7.2.2 海外の標準化動向-米国
     7.2.3 危害の標準化動向-英国
     7.2.4 海外の標準化動向-オーストラリア
     7.2.5 海外の標準化動向-シンガポール
    7.3 国際標準化の動向
     7.3.1 ISO化の概要とスケジュール
     7.3.2 日本の対応
     7.3.3 今後の進み方
    7.4 指針・規格類の活用方法
     7.4.1 BCM体制導入初期
     7.4.2 BCM体制内部定着期
     7.4.3 BCM体制安定運用・外部共有期
     7.4.4 BCM体制積極開示期
    資 料 編
    資料1 事前対策メニュー一覧
    資料2 BCP様式類(記入シート)
    資料3 BCP関連資料
        3.1 BCPの有無による緊急時対応シナリオ例
        3.2 目標復旧時間に関する参考事例
        3.3 復旧時間の制約要因
    資料4 中小企業向け施策の概要
    資料5 財務診断モデルに関する資料
    参考文献

     

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