開発現場で役立つ品質工学の考え方
機能展開・データ解析・パラメータ設計のポイント
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★日本図書館協会選定図書
長谷部 光雄 著図書
2,090 円(税込)
本体価格:1,900 円
ISBN:9784542511415
発売年月日:2010-11-25
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A5判・192頁
商品コード:351141【概要】
コレならわかる!実践できる!!
あなたのQE(品質工学)をステップアップ!
・「時間とお金のかかる信頼性をどのように検討するのか?なぜ, そのように考えるのか?」という視点から品質工学の基本思想を詳しく解説!
・品質工学の中心的考え方である二段階設計について, SN比とパラメータ設計を重点的に解説。
・小会月刊誌「標準化と品質管理」に連載された『初心者のための品質工学』の待望の書籍化!【目次】
序章 ルール栄え, モラール廃れる
ものづくり現場の実情
品質工学のねらいは経営課題の解決
本書の全体構成
第1章 技術者よ, 自由になれ!―デバッグ体質からの脱却―
評価テストは信頼性の要
評価テストのコストが肥大化している
時間と数量の壁
時間短縮は可能か
評価テストの意味
シミュレーションの目的
少ないデータで正しい判断をする
自由になれ, そして, 大志を抱け
第2章 機能のやさしい考え方
品質とは何か
品質の検出力を高めることがねらい
機能の重要性は, 様々なツールでも共通
対象を一般化して考える
具体的な例
機能を考えることは本質に迫ること
機能を考えるコツ(1)
機能を考えるコツ(2)
機能を考えるコツ(3)
機能はアイデアを生み出す
機能分離で複雑化に適応
第3章 機能展開の考え方
品質機能展開(QFD)とサブ機能
機能展開のメリット
サブ機能に展開する際の注意点
機能展開の失敗例
機能展開のコツ
よい機能展開は優れたアイデアにつながる
機能展開のまとめ
機能展開の注意点
第4章 実践的データ解析の基礎(技術情報を引き出す方法)
ばらつきは宝の山
データから情報を取り出す方法
変動と自由度の関係
ばらつきの変動を分解する方法
分解された変動の意味
繰返しデータの分解
三元配置のデータ解析と直交表
データマイニングとの違い
第5章 検出力を高める方法(機能性評価,SN比)
理想的なデータの条件
少数精鋭データのコツ(1)
少数精鋭データのコツ(2)
いじめればわかる機能性評価
ノイズの意味とSN比
静特性のSN比を使った機能性評価
動特性のSN比を使った機能性評価
極端ノイズを使った動的SN比
第6章 改善策を効率的に見つける方法(最適化設計)
選択肢が限られている場合の最適化設計
選択肢が多い場合の最適化設計(パラメータ設計)
第1ステップ 課題の確認
第2ステップ 機能の定義
第3ステップ その1 ノイズ因子の決定
その2 ノイズ因子のコツ
第4ステップ その1 制御因子の決定
その2 制御因子のコツ
第5ステップ その1 実験計画(制御因子の割付け)
その2 実験計画(ノイズ因子の割付け)
第6ステップ 実験と計測
第7ステップ その1 データの解析, 要因効果図のつくり方
その2 要因効果図の見方 二段階設計
第8ステップ 再現性の確認
第9ステップ 考察, まとめ
パラメータ設計の本当のねらい
第7章 戦略ツールとしての品質工学
マネジャーのためのツール
開発期間の短縮
市場不具合はソフトウェア関連がトップ
直交表の性質を活用する
バグ検出の効率化
絶対安全は存在しない
第8章 品質管理の限界を超える
QCからTQMへの流れ
QCの限界とTQMのねらい
基本はパラダイムシフト
新パラダイムとは技術的考え方のこと
現実的な判断には, 損失関数が必要