技術者力を高める 新版 品質工学入門
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矢野 宏 著
図書
2,860 円(税込)
本体価格:2,600 円
ISBN:9784542511408
発売年月日:2011-04-15
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A5判・296頁
商品コード:351140【概要】
――技術の本質に, 一層深く入る。
最新動向を踏まえ, ロングセラー。『品質工学入門』の全面改訂!
・ 品質工学の組織的取組みに最適
技術の本質, 設計の進め方, 設計・開発部門のマネジメントなどを, 解きほぐして解説することで学習者の理解を助けます。
・実践の学問“品質工学”の手がかりとして
具体的適用の中にその本質がある品質工学。具体化の前段階の手がかりとして, 本書は非常に重要な一冊であり,
長きにわたる読者の支持がその裏づけです。【目次】
1. 歴史的に品質工学を支えた人々
1.1 品質工学のもとのもと
1.2 電通研の仕事
1.3 理解をして支えた人
2. 技術開発の発想のもと
2.1 考えのもとはすでに初めにあった
2.2 タイル焼成の実験
2.3 タイルの焼成実験により明らかになったこと
2.4 基礎を作った実験計画法の時代
3. 技術におけるマネジメント
3.1 品質工学におけるマネジメントのもと
3.2 マネジメントと品質工学の関係
3.3 マネジメントにおける源流
3.4 技術者の歴史的立場
4. 技術開発の勘違い
4.1 マネジメントにおける上流
4.2 1980年代における品質工学の構成
4.3 中流における品質工学
5. 切削加工の初期の具体例を通して考える
5.1 切削加工の働きを考えてみた
5.2 技術のもとにさかのぼる
5.3 パラメータ設計のための評価尺度の作り方
5.4 SN比の求め方
6. パラメータ設計の具体化
6.1 設計条件の選び方と組合せ方
6.2 これまでの実験の進め方
6.3 設計条件を合理的に組み合わせる
7. 設計条件の組合せによる効果
7.1 信号因子の効果のSN比による表現
7.2 制御因子の水準ごとのSN比と感度S
7.3 制御因子の水準の選び方で変わるSN比と感度
8. 最適条件を確かめる
8.1 確認実験を行う
8.2 実験の確かさを効率的に調べる意味
8.3 求められない組合せ効果を視覚化してみた
9. エネルギー変換の発見
9.1 1990年代からの品質工学の発展
9.2 電力変換の広汎な利用
9.3 エネルギー変換のさらなる応用
10. 新しい考え方への革命
10.1 品質工学の考え方を積み上げる努力
10.2 ものの考え方の枠組み変革
10.3 新しい考え方への覚悟
11. ものの働きを見いだす
11.1 場数の意味
11.2 転写性が生まれたとき
11.3 基本機能の発見
11.4 基本機能は計測技術
12. ものの働き方の考えの拡大
12.1 ものの働きとは消費者の条件
12.2 “品質を欲しければ品質を測るな”はどこまで可能か
12.3 農作物の品質工学
12.4 感覚的特性は扱えるか
13. ソフトウェアの品質工学
13.1 シミュレーションは正確でなくてよい
13.2 非線形効果の処理
13.3 シミュレーションのパラメータ設計の加速
13.4 反復最適化の方向
13.5 ユーザビリティの評価
14. 品質工学の本質は計測技術
14.1 計測技術の基本
14.2 基本機能という発見に至る
14.3 真の値が不明の信号の作り方
15. パターンによる測定―MTシステム
15.1 MTシステムの始まり
15.2 MTシステムの方法
15.3 病気の診断に対するMTシステム
15.4 地震の予測もMTシステム
16. 誤差の損失を考える
16.1 測定の誤差による損失
16.2 許容差と損失
16.3 管理と検査の区別を―オンライン品質工学
16.4 社会損失と社内損失の関係
16.5 工程管理の新しい方法の導入
17. 取引きにおける機能性評価
17.1 新しい考え方の誕生
17.2 取引きにおける機能性評価の方法
18. 品質工学の活用
18.1 品質工学の考え方の活用
18.2 品質工学の研究課題の構築のために