田口玄一論説集 第3巻
タグチメソッド,その誤解と真実 品質工学解題 技術開発のマネジメント
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矢野 宏 編集委員長
矢野 宏・浜田 和孝 編集主査図書
22,000 円(税込)
本体価格:20,000 円
ISBN:9784542511385
発売年月日:2012-11-13
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B5判・480頁
商品コード:351138【概要】
20世紀の品質工学から21世紀の品質工学への展開!
雑誌『標準化と品質管理』に掲載された多数の論説はいわば品質工学の宝庫です。その中から単行本未収録の連載を中心に厳選収録し、
編集委員による解説を加えて発刊!
――第3巻には、1985年から2006年までの、言わば品質工学がその形を現し、それが成熟していく過程の論文を収録しています。【目次】
第1編 タグチメソッド,その誤解と真実
第1章 プロローグ
第2章 直交展開と2次形式“統計学”よさようなら?
第3章 変動と分散,その経済的根拠―望小特性と望大特性の場合
第4章 同時統計量と損失関数
第5章 損失関数―望目特性の場合
第6章 最適解の求め方―アメリカの方法と実験計画法による方法
第7章 レスポンスを求めるのでは再現性が少ない
第8章 ベクトル量の場合
第9章 SN比の効用
第10章 動特性,計量値の場合―校正とSN比
第11章 動特性,デジタルデータの場合―レベリングとSN比
第12章 累積法をめぐって(1)
第13章 累積法をめぐって(2)
第14章 累積法をめぐって(3)―累積データと加法性
第15章 累積法をめぐって(4)―その問題点とSN比による解析
第16章 損失関数と適応制御
第17章 まとめ
第2編 品質工学解題
第1章 その成り立ちと発展(1)
第2章 その成り立ちと発展(2)
第3章 品質管理から品質工学への過程(1)
第4章 品質管理から品質工学への過程(2)
第5章 実験計画法から品質設計法への発展(1)
第6章 実験計画法から品質設計法への発展(2)
第7章 品質工学の活用から展開
第8章 品質工学と統計学(1)
第9章 品質工学と統計学(2)
第10章 品質工学と統計学(3)
第11章 品質工学と実験計画法(1)
第12章 品質工学と実験計画法(2)
第13章 安定性と再現性(1)
第14章 安定性と再現性(2)
第15章 技術開発とものの研究(1)
第16章 技術開発とものの研究(2)
第17章 対談/統計学者の見たタグチメソッド
第3編 品質工学とマネジメント
第1章 社長のコストを下げよ
第2章 品質評価は金額で
第3章 工程管理の設計は生産性で―製造現場の所要人員の求め方
第4章 ベンチマーキング(商品テスト)はSN比で
第5章 マーケットサイズは製品企画,市場占有率は品質工学で
第6章 品質保証部は不明項目の責任を
第7章 理想機能は技術者の独創
第8章 2段階設計,昔と今
第9章 2種類の信号因子
第10章 目的の段階(コンセプト)と基本機能
第11章 ロバスト設計の意味と品質工学の立場
第12章 品質工学(の中のタグチメソッド)は技術に対するマネジメント用ツール
第4編 研究開発における戦略としての品質工学
第1章 R&Dの組織と技術戦略
第2章 R&Dの組織と技術戦略としての機能性の評価
第3章 技術開発におけるマネジメントと戦略
第4章 品質工学とタグチメソッド
第5章 目標機能と合わせ込み
第6章 20世紀の品質工学と21世紀の品質工学―ハードの機能の場合
第7章 ハード製品の研究開発における戦略―目的機能と基本機能
第5編 新製品、新技術、新システムの開発設計
第1章 目的機能と基本機能(1)―能動的機能の場合
第2章 目的機能と基本機能(2)―受動的機能の場合
第3章 シミュレーションによるロバスト設計(1)―信号因子の途中で機能が変わらない場合
第4章 シミュレーションによるロバスト設計(2)―信号因子の途中で機能を変えたい場合
第5章 確認計算と目的機能へのチューニング
第6章 2信号の場合の機能性の評価―自動車の操縦性
第7章 ユーザーの立場としての信号因子とノイズ―速度ベクトルの機能性のテストを中心に
第8章 速度ベクトル,ステアリングの機能性の評価―標準SN比と感度の求め方
第9章 モデルの追求と安定性の追求はまったく異なる―実験計画法と品質工学の差を明らかに