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ベーシック オフライン品質工学

  • 田口 玄一・横山 巽子 共著
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    図書

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    3,960 円(税込)

    本体価格:3,600 円

    ISBN:9784542511286

    発売年月日:2007-05-24

  • A5判・360頁
    商品コード:351128

    【概要】
    研究・開発段階の品質工学の手法理論をはじめて体系化!
    品質工学についての関連文献は多数出版されていますが、その理論を学習用に体系的に構成されたものはあまりありません。
    これは、品質工学が発展・進化していく途上で、実学であることに起因しています。
    本書は、その役割を担う学習教本として、研究・開発段階(オフライン)における品質工学の基礎から実際の適用での諸問題について
    体系的に解説します。
    本書の特色
     •品質工学で欠かせない内容の基礎から実践までを詳解!
    ・関連文献・資料の書誌内容を体系的に収録!
    ・オフラインの品質工学教本として最適なレベルを提供!
    【目次】
    第1章 品質工学概論
     1.1 実験計画法から品質工学へ
     1.2 品質とコスト
     1.3 機能のばらつきによる損失
     1.4 合理的な許容差の求め方
     1.5 特性値の分布型と損失関数
     1.6 品質問題の発生段階と特性値
     1.7 品質水準の改善対策
     1.8 パラメータ設計の概略
     演習問題
    第2章 望目特性の2乗和の分解と分散分析基礎
     2.1 生産工程におけるばらつき
     2.2 2乗和の分解
     2.3 純変動と寄与率
     2.4 調整間隔を変えた場合のばらつき
     2.5 調整間隔の変更による品質水準
     2.6 望目特性のSN比
     2.7 望目特性の計算例
     2.8 負の値もある場合の望目特性
     演習問題
    第3章 動特性のSN比
     3.1 動特性とは
     3.2 動特性の2乗和の分解
     3.3 動特性の2乗和の分解例
     3.4 動特性のSN比
     3.5 誤差の調合と2乗和の分解
     3.6 調合のある場合のSN比
     3.7 調合のある場合の計算例
     3.8 基準点比例式
     演習問題
    第4章 目的機能のための標準SN比
     4.1 基本機能と目的機能
     4.2 標準SN比の考え方と計算法
     4.3 目的機能への合わせ込み
     4.4 合わせ込み関数がゼロ点を通らない場合
     演習問題
    第5章 直交表入門とパラメータ設計の初歩
     5.1 多元配置と直交表
     5.2 直交表L18による切削技術のパラメータ設計計画
     5.3 内側条件比較のための計算
     5.4 最適条件とその推定
     5.5 確認実験による効果の検証
     5.6 実製品への適用
     演習問題
    第6章 混合系直交表とわりつけ技法
     6.1 2水準系・3水準系と混合系
     6.2 スライディングによる水準設定
     6.3 直交表L18の1列と2列の交互作用
     6.4 直交表L18とダミー法
     6.5 直交表L18と組合せ法
     6.6 直交表L18と6水準
     6.7 ダミー法を含んだ事例
     6.8 直交表L18の2'列
     6.9 水準値の設定
     演習問題
    第7章 理論式やシミュレーションによる設計研究
     7.1 内乱と外乱
     7.2 回路の設計定数の検討
      7.2.1 内乱を考慮したわりつけ
      7.2.2 効果図の形状
      7.2.3 水準幅の取り直しによる結果
      7.2.4 推定と確認計算
     7.3 パラメータ設計の反復
     7.4 中心値の変更
     7.5 標準SN比によるパラメータ設計
      7.5.1 垂下回路のパラメータ設計のわりつけ
      7.5.2 標準SN比の計算
      7.5.3 標準SN比の最適条件と確認計算
      7.5.4 目的機能への合わせ込み
     7.6 狭範囲の水準設定
     演習問題
    第8章 誤差原因の把握と許容差設計
     8.1 誤差原因把握の目的
     8.2 調合のための予備実験
     8.3 誤差原因の定量的把握
     8.4 使用部品の許容差設計のためのデータと解析
     8.5 使用部品のグレード選択
     8.6 パラメータ設計と許容差設計
     演習問題
    第9章 機能窓法
     9.1 機能窓とは
     9.2 オン・オフ機能の場合
      9.2.1 温度調節器の回路における因子と水準
      9.2.2 パラメータ設計のわりつけとSN比
      9.2.3 パラメータ設計の解析と推定
     9.3 制御因子を用いた機能窓拡大法
     9.4 化学反応と機能窓
      9.4.1 化学反応の特徴
      9.4.2 副反応のある場合
      9.4.3 速度差法と速度比法
      9.4.4 重合反応のパラメータ設計
      9.4.5 速度差法と速度比法のSN比
     演習問題
    第10章 目的による信号の選択
     10.1 計測特性と信号
     10.2 計測特性と信号の入替え
     10.3 機械加工の評価
      10.3.1 切削性と作業能率
      10.3.2 研削加工のパラメータ設計
      10.3.3 操作上の信号との対応
      10.3.4 アイドリング時の評価
     演習問題
    第11章 電気特性の評価
     11.1 電子系機能の特徴
     11.2 実効値と位相のSN比
     11.3 移相器の機能性
      11.3.1 因子とわりつけ
      11.3.2 標準因子のある場合のSN比
      11.3.3 実行値と位相のSN比を考慮した最適条件
     11.4 等化器の機能性と目的機能の合わせ込み
      11.4.1 等化器の目的機能と基本機能
      11.4.2 標準SN比による機能性評価
      11.4.3 機能性の最適条件の選定
      11.4.4 目的機能への合わせ込み
     11.5 周波数特性による改善
      11.5.1 周波数変調の基本機能
      11.5.2 周波数偏移の2乗和の分解
      11.5.3 最適条件と確認実験
     演習問題
    第12章 限界のある場合の対応
     12.1 成形の基本機能
     12.2 転写率βと収縮率(1-β)
     12.3 ワイパーのチャタリングの改善
      12.3.1 直交表L18の2'列へのわりつけ
      12.3.2 2'列を含む解析
     12.4 クラス分類の場合
      12.4.1 クラスの上位がよい場合
      12.4.2 クラスの中位がよい場合
     演習問題
    第13章 受動的動特性の評価
     13.1 受動的動特性とSN比
     13.2 計測の誤差と品質水準
     13.3 いろいろな信号水準の作り方
      13.3.1 水準間の差が一定または既知の水準
      13.3.2 混合による等間隔や間隔比が既知の水準
      13.3.3 希釈による水準
      13.3.4 直値と比例関係にある因子を信号にする
      13.3.5 直値の前後に対称な水準を作る
      13.3.6 実物製品を使って計測範囲を広げる
     13.4 計測誤差の改善
     13.5 誤差因子を直交表にわりつけた場合
     演習問題
    第14章 欠測値など不備データの対処
     14.1 内側の欠測値と逐次近似法
     14.2 -∞、∞デシベルの場合
     14.3 外側データが不完全な場合のSN比
      14.3.1 外側データの欠測
      14.3.2 信号水準値が標示因子・誤差因子の水準値で異なる場合
     14.3.3 誤差因子がない場合
     演習問題
    付 録
     1. テーラー展開
     2. 原因特性や劣化特性の規格値の求め方
     3. 2乗和の分解
     4. 自由度
     5. 期待値
     6. 直交多項式
     7. 誤差因子の水準の設定方法
     8. デジタルデータの誤り・誤動作の評価
     9. ユーデン方格とL18の2列と29列
    10. 動特性のSN比と損失
    11. 品質工学におけるMTシステム概要
    付 表
     付表1 直交多項式
     付表2 オメガ変換表
     付表3 直交表と線点図
    参考文献
    索  引

     

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