JSQC選書42
探究力を育てる科学的問題解決法
初等中等教育から始める未来づくり
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一般社団法人 日本品質管理学会 監修
日本品質管理学会TQE特別委員会 編著
発売日以降、ご予約順に発送いたします。図書
2,090 円(税込)
本体価格:1,900 円
ISBN:9784542508002
発売年月日:2026-10-16
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四六判・並製・208頁
商品コード:350800【書籍概要】
―TQMの知恵を教育へ活かす「科学的問題解決法」―本書は、TQM(総合的品質管理)の思想と手法を学校教育に応用し、これからの時代に必要な「科学的問題解決法」を育てるための実践的アプローチを提示します。TQMでは、自ら現場で問題を発見し、原因を究明して関係者と協働で改善・再評価するサイクルを重視します。このアプローチを教育に応用することで、「人間中心」「現場起点」「未来志向」というTQMの本質に基づいた学びの場を創出。「問い・適切なデータ・行動・評価」のプロセスを軸に、子どもたちが自ら課題を見つけ、仲間と共に社会へ貢献する価値を生み出す力を養います。単なる技能習得にとどまらず、人づくり・組織づくり・社会づくりに貢献する人財を育てる一冊です。
【目次】
序章 なぜ今,科学的問題解決なのか
1 科学的思考と問題発見・解決能力―AI 時代の学びの核
2 STEAM とTQM に共通する“一人ひとりを活かす学び”
3 なぜいま,“探究”や“探求”が問われるのか
4 歴史的背景─教育と産業の連携が社会を変える
第Ⅰ部 科学的問題解決法の本質を探る第1章 生きる悦びを育む科学的問題解決法─子どもの可能性をひらく成長マインドセットとTQM の知恵─
1.1 生きる悦びと科学的問題解決法
1.2 人は誰でも成長できる─成長マインドセットと教師の役割
1.3 科学的問題解決法のプロセス─プロセスの重要性
1.4 データは人と社会が成長するためにある─科学と心の統合
1.5 日本的品質管理(TQM)の哲学─“人と社会の幸せ”を第一の価値に
1.6 “自分ごと”として育む科学的問題解決力─教育と社会のつながり
第2章 科学的問題解決法としてのデータサイエンス
2.1 現象の性質や関係を把握する科学
2.2 データサイエンスの目指すところ
2.3 AI 時代のデータサイエンス
第3章 探究学習の核としての問題解決力─社会に活きる“探究における問い”の構造と評価─
3.1 探究学習の質的向上に向けて
3.2 NGSS が策定された経緯
3.3 NGSS の特徴と実践の枠組み
3.4 学年進行に応じた“問い”の展開
3.5 日本における探究学習の質的転換に向けて
第Ⅱ部 科学的問題解決法を“教室”でどう活かすか
第4章 科学的問題解決法とデータ活用の考え方─問題解決すごろくを例に─
4.1 科学的問題解決法と問題解決すごろく
4.2 【現状把握】問題発見エリア:事実的問い
4.3 【因果探究】原因追及エリア:概念的な問い
4.4 【 対策実行】問題解決(対策)エリア:“How Might We…”,“討論的問い”
第5章 教育現場での実践ポイント─“考え方”を重視した指導と学びの伴走─
5.1 問題解決の学び方の特徴
5.2 実践を通じた学びを指導するための重要ポイント
5.3 具体的な指導ガイドライン
5.4 さらなる指導場面において強化したいこと
第6章 小・中・高での科学的問題解決法の段階的導入とその深化
6.1 はじめに:段階的導入の必要性について
6.2 小学校段階における導入─体験を通じた“気づき”と問いの育成
6.3 中学校段階における導入─論理的思考とデータの活用による問題の構造化
6.4 高等学校段階における導入─探究としての科学的問題解決と意思決定
6.5 系統性および継続性のあるカリキュラム設計に向けて
第7章 学校と企業をつなぐ科学的問題解決の共通言語
7.1 科学的問題解決のプロセス
7.2 科学的問題解決の共通言語としてのQC ストーリー
7.3 改善活動と科学的問題解決
7.4 QC ストーリーに基づく科学的問題解決の実践
7.5 学校と企業をつなぐ科学的問題解決力の育成への期待
第Ⅲ部 事例編“学びが変わる”現場からのレポート
第8章 小学校:“粘土遊びから学ぶ”×問題解決を楽しむ─探究の入口─
8.1 はじめに(要旨):遊びと学びをつなぐ“問い”の力
8.2 目的:授業の導入“天秤を使わずに重さをそろえる”探究学習─ 5.0g の粘土塊をそろえる実験─
8.3 問いを立てよう:“はかれないものをどうはかるか”から“まずはやってみよう”へ
8.4 事実・データ:実験結果とデータ解析の指導ポイント
8.5 因果:グループ発表と考察の指導ポイント─特性要因図と“わかった”,“つながった”の瞬間─
8.6 行動(改善・次への展開):“ばらつき”から“納得”へ導く振り返り
8.7 “遊び”と“学び”が重なる場所へ
第9章 スポーツ×データサイエンスが拓く探究の扉─科学的プロセスに基づく中等教育の実践的アプローチ─
9.1 教育現場における“科学的探究”の再定義
9.2 科学的探究プロセスの構造化:16 のステップ
9.3 実践事例1:陸上競技×データサイエンス─̶“今日は調子が悪い”という言葉をデータで分析してみる
9.4 実践事例2:バドミントン×データサイエンス─“勝利の方程式”をサンキーダイアグラムで描く
9.5 実践事例3:サッカーGK ×データサイエンス─“運”に見える現象を“確率”に基づく意思決定へ変える
9.6 考察:データサイエンスが育む“生きる力”
第10章 実践編:教科横断・担任主導による高等学校探究の実践─“スマホ”×科学的アプローチ─
10.1 高等学校教育における“問題解決力”を育てる授業づくり:背景とねらい
10.2 身近な題材から始まる探究:スマホ使用時間の見直し
10.3 教科横断・担任主導で展開された“探究”授業
10.4 “役に立つ”と感じた学び─生徒の変化と言葉から
10.5 “科学的問題解決法”の普遍性と展望