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JSQC選書40

病院だからTQM
デミング賞を通して見えたもの

  • JSQC選書40 病院だからTQM デミング賞を通して見えたもの

    一般社団法人 日本品質管理学会 監修
    福村 文雄・立石 奈々 共著
    発売日以降、ご予約順に発送いたします。

    図書

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    1,980 円(税込)

    本体価格:1,800 円

    ISBN:9784542504981

    発売年月日:2025-09-12

  • 184頁
    商品コード:350498

    【概要】
     本書は、医療機関における品質管理手法「TQM(Total Quality Management)」の導入と実践について解説した書籍です。 ​製造業で発展したTQMを医療現場に応用することで、診療の質や安全性を向上させる可能性を探り、実際の事例を交えながらその方法や課題を詳しく説明しています。また、主な内容は下記の通りです。
    ・病院でなぜTQMなのか: 地方病院の危機感や医療環境の変化を背景に、TQMの必要性を解説。
    ​・飯塚病院の取り組み: QCサークル活動、ISO 9001導入、中長期計画、デミング賞挑戦などの具体的な活動を紹介。 ​
    ・TQMの実践: 経営戦略、改善活動、人材育成、医療安全、内部監査、文書管理など、病院運営におけるTQMの実践方法を詳述。 ​
    ・特徴的な取り組み: セル看護提供方式、物品管理改善、救急医療体制、地域連携、病院情報システム活用などの具体例を紹介。

     

    【収録内容】

    第1章 病院でなぜTQMなのか
    1.1 地方病院の危機感
    1.2 専門家集団
    1.3 法令と診療報酬制度
    1.4 産業界の品質管理
    1.5 病院運営にマッチするTQM と基本的考え方
    1.6 それぞれの組織のTQM を希求しつづける

    第2章 飯塚病院概要
    2.1 病院紹介
    2.2 飯塚病院における品質管理のあゆみ
    2.3 QC サークル活動導入
    2.4 目標管理制度導入
    (1)年次計画の策定
    (2)部門別・個人別目標の設定
    (3)半期ごとの管理レビュー
    2.5 ISO 9001 導入
    (1)医療安全
    (2)日常管理と標準化
    (3)文書管理
    (4)内部監査
    2.6 改善推進本部設立
    2.7 中長期計画とデミング賞

    第3章 TQM の実践
    3.1 経営戦略と中長期計画
    3.1.1 経営戦略
    3.1.2 中長期計画の仕組みづくり
    3.1.3 中長期計画策定と推進支援体制の整備
    (1)中長期戦略部会の設置
    (2)Link Administrator (LA) の配置
    (3)方針管理体系の構築
    (4)重点課題への資源集中
    3.1.4 次期中期計画に向けて
    3.2 改善活動
    3.2.1 TQM 活動(QC サークル活動)
    3.2.2 Kaizen ワークショップ(KW)活動
    3.2.3 Everyday Kaizen(EK)活動
    3.3 改善人材育成
    3.3.1 改善人材開発プログラム
    (1)改善基礎1
    (2)改善基礎2
    (3)不具合分析研修
    (4)QC サークル活動勉強会
    (5)Kaizen ワークショップ1・2
    (6)EK 指導者研修
    3.3.2 改善ベルト制度
    3.3.3 中堅人材育成
    (1)マネジメント研修の内容と仕組み
    (2)マネジメント研修の効果と今後の展望
    3.4 医療安全
    3.4.1 医療安全
    3.4.2 即時報告システムと対応
    (1)即時報告システム
    (2)対応の明確化とフィードバック
    (3)Patient First Prize
    3.4.3 重大事故への対応
    (1)病院として対応
    (2)重大な医療事故への対応
    (3)安全を意識した行動がとれるための教育
    3.4.4 院内患者急変対応
    (1)急変対応委員会
    (2)急変対応サポートチーム(EST)
    3.4.5 安全な業務への改善
    (1)不具合分析ツール
    (2)再発防止活動
    3.5 内部監査制度(ISO 9001)
    3.5.1 ISO 9001 に取り組む意義
    3.5.2 内部監査
    (1)目的
    (2)推進体制
    (3)内部監査員
    (4)内部監査の進め方
    3.6 文書管理
    3.6.1 病院の文書管理
    3.6.2 当院の文書管理の仕組み
    3.7 医療の質を評価する(QI)
    3.8 健全経営
    3.8.1 病床編成の最適化による増収
    3.8.2 新規治療導入
    3.8.3 新規入院患者数増加,病床稼働率向上のためのシステム導入・仕組み作り

    第4章 特徴的な取組み
    4.1 セル看護提供方式® の開発
    4.1.1 開発の経緯
    4.1.2 セル看護の特徴
    (1)看護業務の三つのムダ取り
    (2)タイムスケジュールと補完
    4.1.3 セル看護導入後の変化について
    4.1.4 セル看護の全国展開について
    4.2 物品管理の改善(2S+3 定)
    4.2.1 病院の物品管理
    4.2.2 病棟における物品管理改善の実践
    (1)チームと役割分担を決める
    (2)ありたい姿を決める
    (3)現状を把握する
    (4)2S + 3 定を行う
    (5)発注と補充のルールを決める
    (6)使用のルールを決める
    (7)見直しのルールを決める
    4.2.3 物品管理改善の効果
    4.3 救急医療提供体制
    4.3.1 救命救急センター
    4.3.2 各診療科からの支援体制の強化とER-Aide 誕生
    4.3.3 地域の医療機関や消防本部との協議や検証
    4.3.4 ER 大処置ブース滞在時間短縮と救急搬送受入改善
    4.3.5 取組みの効果
    4.4 地域連携と地域包括ケア
    4.4.1 退院支援の強化による病床の有効活用
    4.4.2 健康増進及び医療リテラシー向上のための地域住民向け啓蒙活動
    4.4.3 5 ブロック地域包括ケアシステム構築への貢献
    4.5 病院情報システムの活用
    4.5.1 飯塚アジャイル方式
    4.5.2 システムトラブルの未然防止と影響抑制に向けた体制の整備
    4.5.3 属人化させないシステムの担当体制と指導体制の整備
    4.5.4 Dr2GO
    4.5.5 地域医療情報連携の強化(こまめる)
    (1)医療相談サービス
    (2)転院調整サービス
    (3)情報提供サービス
    4.5.6 RPA(Robotic Process Automation)

     

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