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JSQC選書37

現場から経営を考える
自らの業務を起点に組織全体の経営を洞察する

  • JSQC選書37 現場から経営を考える 自らの業務を起点に組織全体の経営を洞察する

    一般社団法人 日本品質管理学会 監修
    木内 正光 著

    図書

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    1,760 円(税込)

    本体価格:1,600 円

    ISBN:9784542504950

    発売年月日:2024-12-12

  • 四六判・156頁
    商品コード:350495

    【概要】

    ~現場と経営の距離を縮める!~
     我が国の産業界は、QCやIEなどの管理技術を用いた改善を組織能力とすることで、品質及び生産性の向上が成し遂げられ、国際的な競争優位を築きあげました。その一方で、昨今の“変化のスピードが変化した”社会において、事業創造やイノベーションに代表される経営への問題意識の重要性が声高に叫ばれ、明確な共通認識となりつつあるが、企業として上述の改善活動のような取り組みができていないと考えられます。取り組みの第一歩として、長年培ってきた改善活動の延長線上に経営を見据え、現場における問題解決に留まらず、経営の繋がりまでを認識していくことが挙げられます。これを経験等のキャリアの積み重ねに頼らず、現場の問題解決の次のステップとして位置付けることで、全体的、全社的、総合的視野の獲得を、組織全体で取り組んでいくことが不可欠です。
     
     本書の狙いは、管理技術の主要な対象である生産現場を基に、その領域を組織や戦略にまで拡げることにより、組織構成員一人ひとりが企業全体を把握する力を養うことです。業務における現状把握の仕方を解説し、それを基に、職場全体、組織全体、事業全体へとその繋がりを示すことで、読者一人ひとりの経営への問題意識を高めます。そして生産現場を経営学的文脈で捉えることにより、さらなる改善やイノベーションの創発に繋げていくことを狙いとしています。

    ~JSQC選書とは~ 
     「新・質の時代」における新たな品質論を各界に展開し広く啓蒙していくことを目的とし、普及啓蒙活動や推進運動の一つの形態とするシリーズ書籍です。広い層の知識人に対して品質の意味・意義を説くために、興味ある時事をとらえつつ、品質にかかわる基本的概念・方法を説明します。

    【収録内容】

    第1章 現場から経営を考える

    第2章 業務の把握
    2.1 工程分析(対象:人)
    2.2 業務機能展開
    2.3 改善の検討
    2.4 時間の観点
    2.5 改善効果の検証
    2.6 まとめ
    コラム1:親和図
    コラム2:両手作業分析

    第3章 職場全体の把握
    3.1 工程分析(対象:物)
    3.2 マトリックス図
    3.3 サプライチェーン
    3.4 まとめ
    コラム3:生産形態
    コラム4:ライン編成

    第4章 組織全体の把握
    4.1 組織の意識
    4.2 工程分析(対象:情報)
    4.3 既存製品の生産における情報の流れ[物と情報の流れ図(VSM)]
    4.4 新製品の開発における情報の流れ(品質展開)
    4.5 まとめ
    コラム5:アローダイアグラム

    第5章 事業全体の把握
    5.1 戦略の存在
    5.2 事業戦略と全社戦略の関係
    5.3 事業戦略
    5.4 全社戦略
    5.5 まとめ
    コラム6:長期利益の獲得
    コラム7:PPM(Product Portfolio Management)
    コラム8:財務管理の位置付け

    第6章 企業全体の把握
    6.1 ビジョンとは
    6.2 フォアキャスティングとバックキャスティング
    6.3 まとめ
    コラム9:デザインとオペレーション

    あとがき



     

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