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JSQC選書35

品質不正の未然防止
JSQCにおける調査研究を踏まえて

  • 一般社団法人 日本品質管理学会 監修/永原 賢造 著

    図書

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    2,090 円(税込)

    本体価格:1,900 円

    ISBN:9784542504936

    発売年月日:2023-10-05

  • 四六判・並製・184頁
    商品コード:350493

    【概要】

    ~品質不正をなくすための具体的な取り組みを紹介!~
     日本品質管理学会の信頼性・安全性計画研究会は、長年にわたり製品・サービスの信頼性と安全性の研究・発信を行ってきました。しかし、近年、国内外での品質不正が相次いで発覚し、日本の品質に対する信頼感が揺らいでいます。このような状況を受けて、品質不正の実態把握に基づき、日本の産業界全体に適用できる未然防止の方法のあり方を研究テーマとし、その研究成果を発表してきました。
     さらに、日本品質管理学会内でのワーキンググループが品質不正撲滅に向けたテクニカルレポートを作成する中、本書では、長年にわたり企業のリスクマネジメントに携わってきた著者が、JSQCにおける品質不正に関する研究活動を踏まえて、企業が今やるべきことは何かを論じます。

    ~JSQC選書とは~
     「新・質の時代」における新たな品質論を各界に展開し広く啓蒙していくことを目的とし、普及啓蒙活動や推進運動の一つの形態とするシリーズ書籍です。広い層の知識人に対して品質の意味・意義を説くために、興味ある時事をとらえつつ、品質にかかわる基本的概念・方法を説明します。

    【目次】
    第1章 品質不正とは何か
    1.1 品質保証/顧客価値創造と品質不正の関係
    1.2 不祥事と不正の違い
    1.3 品質不正の定義と品質不正の種類
    1.4 品質不正に関係する法規制の概況

    第2章 日本を牽引する組織で一体何が起こっていたのか
    2.1 品質不正の実態を解き明かすための三つの視点
    2.2 視点1:自動車・素材メーカー6 社の品質不正の実態
    2.3 視点2:UL 規格品質不正4 社の実態
    2.4 視点3:18 社の品質不正概観による追加検証

    第3章 品質不正はなぜ起きてしまうのか
    3.1 品質不正の長期常態化はどのようなメカニズムで起きるのか
    3.2 第三者報告書等から見える品質不正の発生要因
    3.3 品質不正に関する内側からの本音とその背景
    3.4 品質不正を許している脆弱な組織能力
    3.5 品質不正発生要因のまとめ

    第4章 品質不正をなくすためにはどうすればよいか
    4.1 製品・サービスをつくり込む構造の抜本的な改善・革新
    4.2 内部統制の整備・充実
    4.3 日常管理の充実
    4.4 品質不正を見つけるためのツール活用とその限界
    4.5 セルフアセスメント(自己評価)の活用拡大
    4.6 JSQC 規格の活用拡大
    4.7 グローバル視点に立った顧客価値創造の追究
    4.8 誠実でオープンな組織文化・風土の醸成
    4.9 公正・公明な人事評価と品質不正関与が懲罰の対象であることの明確化

    第5章 人づくりの重要性の再確認
    5.1 懸念される教育貧困の実態
    5.2 日本の国際競争力の推移から見える課題

    付録資料 2015~ 2022 年の主な品質不正一覧

    本書執筆のもととなった主な活動とその発信情報

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