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JSQC選書31

戦略としてのクオリティマネジメント
これからの時代の“品質”

  • 一般社団法人日本品質管理学会 監修
    小原好一 著

    ★2020年度「日経品質管理文献賞」受賞

    図書

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    1,760 円(税込)

    本体価格:1,600 円

    ISBN:9784542504882

    発売年月日:2019-11-15

  • プレビュー(PDF)

    ※プレビューはPDFですが、商品はPDFではございません。

    四六判・並製・148頁
    商品コード:350488

    【概要】
    ~「品質立国日本」の再興のための新たな時代に向けた指南書~
     本書は、(一社)日本品質管理学会 会長、前田建設工業(株) 代表取締役社長を歴任されてきた著者が、“企業人”として、日本の“経営”や“品質”を向上させて、かつて“品質立国”として世界で優位に立っていた日本の再興を目標に書き下ろした書籍です。
     本書では、「これからの時代の企業価値向上に資する品質」について、“ものづくり×サービス×ICTによる価値共創”であると説明しています。これは、顧客を満足させるには“ものづくりの品質”を向上させるだけでは足りず、顧客や社会のニーズを実現させる“サービス”を安定供給するための仕組みを構築していくこと、また“IoE(Internet of Everything)”の普及によるビッグデータの活用やAI技術の発展に伴う顧客ニーズの分析をより深化させ、IoEがプラットフォームとなることで情報のオープン化が自在になり、企業や業界の壁を超えてコラボレーションが活性化するとともに、“顧客との共創”が価値創出のキーサクセスファクターになる、という考えに依拠しています。
     経営者の方だけでなく、組織の経営企画部門や品質管理部門の方など、“経営”や“品質”に携わる全ての方にとって、本書は大変有用です。

    《本書の特長》
    ▼第1章では、クオリティの本質を再確認し、経営層のリーダーシップに基づく活動としての経営戦略について、著者の考えや理論に基づく主要な方法論を解説しています。
    ▼第2章ではものづくりのクオリティについて、第3章ではESG(Environment・Social・Governance)について、それぞれの要諦を示しています。
    ▼第4章では、クオリティ(品質)の本質的な目的である“顧客価値”の実現に焦点を当てて、生産革新部会/サービスエクセレンス部会の取り組みを基に著者の考察を述べています。
    ▼第5章では、これからの時代のクオリティは,グローバルの視点を持ち,“オールジャパン”で社会的訴求力を高めていく活動がより一層重要になることを見据えて,その動向を紹介しています。

    【目次】
    第1章 クオリティを経営戦略と位置付ける
    1.1 クオリティの本質
    1.2 基盤戦略と革新戦略
    1.3 基盤戦略の重要性
    1.4 革新戦略の基盤戦略化
    1.5 クオリティマネジメントの具体的アプローチ
    第2章 ものづくりのクオリティ
    2.1 品質との出会い
    2.2 品質不祥事の再発防止に向けて
    2.3 品質マネジメントの体系化
    第3章 ESGのクオリティ
    3.1 安全-重大災害の再発防止
    3.2 社会・環境-環境経営No.1
    3.3 ガバナンス-クオリティ重視の組織文化醸成
    第4章 個客体験のクオリティ
    4.1 社会変化の先にあるクオリティ
    4.2 デマンドベースの生産革新
    4.3 エクセレントサービスの実現に向けて
    4.4 生産革新, サービスエクセレンスのキーサクセスファクター
    第5章 グローバル戦略としてのクオリティ
    5.1 オールジャパンの連携構想
    5.2 グローバル戦略として取り組むべき課題

    JSQC選書とは
     「新・質の時代」における新たな品質論を各界に展開し広く啓蒙していくことを目的とし、普及啓蒙活動や推進運動の一つの形態とするシリーズ書籍です。
     広い層の知識人に対して品質の意味・意義を説くために、興味ある時事をとらえつつ、品質にかかわる基本的概念・方法を説明します。敷居は低いものの中味の濃い一連の書籍というコンセプトのもと、品質の深遠なる概念を専門外にも分かりやすく解説する「高度教養講座」と位置付けられます。

    【関連書籍】
    JSQC選書一覧

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