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JSQC選書5

我が国文化と品質
精緻さにこだわる不確実性回避文化の功罪

  • (社)日本品質管理学会 監修
    圓川 隆夫 著

    図書

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    1,650 円(税込)

    本体価格:1,500 円

    ISBN:9784542504578

    発売年月日:2009-04-24

  • 四六判・152頁
    商品コード:350457

    【概要】
    品質を磨き、危機に強い、日本固有の不確実性回避文化とは何か?
    国際比較研究を通じて明らかになった我が国の文化特性を考察して、日本の強みと弱みの由来を解き明かすと、高不確実性回避という文化特性が浮かび上がる。
    本書では、TQM、国際競争力、顧客満足、サプライチェーンマネジメントといった品質管理の事案に、国の文化がどのように関わってくるかを検証したのち“日本の時代”の再来を目指して、新たな質を創造するあり方を提言する。


     【本シリーズの特徴】
    ・旬の時事を通じて「質(品質)」の基本概念・方法論を理解できるテーマ
    ・読み進めるうちに質マネジメントや品質学の高度な知識も身につく構成
    ・専門を問わず幅広い層の知識人にも深遠な品質論で応える教養書
    ・品質管理の実務で活躍する各界の専門家が最新情報を交えて執筆

    【主要目次】
    第1章 我が国で生まれた質哲学とイノベーション概念
    不良ゼロ、故障ゼロを目指した改善/質にかかわるイノベーション概念/見える化とジャストインタイム
    第2章 我が国の国際競争力から見た現在の問題
    国際競争力ランキングと我が国経済文化/ビジネス効率性の強みと弱み/生産性の国際比較
    第3章 “モノ”への高不確実性回避文化、日本
    国の文化を特徴づける4次元/不確実性回避傾向の強い日本の文化/相対主義で技術にはしる日本的気質/国の文化と経営手法の有効性/付録 経営理論と国の文化
    第4章 改善努力の源泉とその強み、弱み
    不良ゼロ、故障ゼロを目指した改善努力の源泉とその成立条件/TOCと改善:システム改善の5ステップ/TOCの日本モデル批判と教訓/他国ではまねできない改善努力の強みの再認識
    第5章 CSの国際比較、厳しい顧客が我が国の質を鍛えた
    CSの生成メカニズム/CSの国際比較/国の文化のCSへの影響/個人レベルでの文化とCSの関係
    第6章 幸福感、IMDランキングも文化の影響を受ける
    幸福感のメカニズム/幸福感と文化、そしてCSとの違い/IMD国際競争力ランキングも文化によって決まる/我が国はIMD国際競争力ランキング上位を目指すべきか?
    第7章 オペレーションマネジメント性能と経営成果、そして文化
    新しいオペレーションズマネジメント:SCMと組織制約/SCM性能と経営成果、そしてITパラドックス/SCM性能の国際比較と文化の影響/強い現場力の裏返し:認識ギャップ
    第8章 コストから機能・質、そしてデザインの時代へ
    絶対安全、質ホメオスタシス、ガラパゴス化/“モノ”への尊敬の文化に基づく新たな“質の創造”/我が国ものづくりのアイデンティティの再定義

     

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