JSQC選書4
トラブル未然防止のための知識の構造化
SSMによる設計・計画の質を高める知識マネジメント
-
(社)日本品質管理学会 監修
田村 泰彦 著図書
1,650 円(税込)
本体価格:1,500 円
ISBN:9784542504530
発売年月日:2008-09-08
-
四六判・152頁
商品コード:350453【概要】
失敗経験を活かし使える知識の整理と、知識を使ったトラブル未然防止の仕組みとは?
製品の複雑化・多機能化によって、技術者が検討すべき要素はあまりにも多くなりました。
“今、まさに設計・計画している仕様において、どのようなトラブルが起こり得るかを気づかせてくれる知識が欲しい”
本書は、その解決アプローチとしてSSM (Stress-Strength Model)の手法を解説し、
モノづくり業務の設計・計画における未然防止のための知識を整理・活用する方法を説明します。【著者略歴】
田村 泰彦(たむらやすひこ)
現職:株式会社構造化知識研究所代表取締役。1975 年生まれ。
2002 年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。その後,同研究科助手を経て2004 年株式会社構造化知識研究所設立し現職。工学博士。
日経品質管理文献賞ほか受賞。日本品質管理学会投稿論文審査委員。
主要論文に『工程設計のための不具合に関する知識の運用-工程不具合の因果連鎖に関する知識構造の構築』など。【目次】
第1章 設計・計画におけるトラブル予測・未然防止
設計・計画プロセス/設計・計画時の未然防止の考え方/トラブル予測思考を構造化してみよう
第2章 トラブル予測・未然防止に必要な知識
トラブルに関する知識/対象に関する知識/知識の差は予測の差を生む/トラブル情報は宝の山か?/使ってもらえないトラブル情報データベース
第3章 知識の構造化の概要と意義
知識を構造化しよう/知識の構造化のメリット/構造化知識の獲得と活用のフロー
第4章 トラブルに関する知識の構造化
知識の再利用性を考えよう/本格的な知識の構造化- SSM による知識構造/トラブルに関する構造化知識と情報基盤
第5章 対象に関する知識の構造化
対象に関する知識の構造化/ SSM を利用した対象に関する知識構造
第6章 構造化知識を活用したトラブル予測・未然防止
構造化知識を活用した再発防止チェックリスト/構造化知識を活用したFMEA /構造化知識を活用したFTA
第7章 知識の構造化によるトラブル未然防止活動の実践
SSM によるトラブル未然防止活動の実践例/ SSM を活用した様々な未然防止活動の例/ SSM による知識の構造化のメリット