英和対訳 化学品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS)改訂10版
Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals Rev. 10
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GHS関係省庁連絡会議 仮訳
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33,000 円(税込)
本体価格:30,000 円
ISBN:9784542404199
発売年月日:2025-03-14
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B5判・1,186頁
商品コード:340419【概要】
化学品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS:Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals)は、2003年7月に国際連合から勧告され、化学品の危険有害性を世界統一の基準で分類し、その結果をラベルや安全データシート(SDS:Safety Data Sheet)に記載することで、災害防止および人の健康や環境の保護に役立てようとするものです。
本対訳版は、国連から2023年に発行された改訂10版の原文を左ページに、仮訳を右ページに収録した英和対訳版となっています。
「世界調和システム(GHS)作成までの経緯」
化学品は私たちの生活を向上させるため、全世界で広く利用されています。一方で、危険性や有害性があり、人や環境に悪影響をもたらす可能性もあります。その結果、数多くの国は、ラベル表示や安全データシートにより、化学品を使用する人々に向けた情報と伝達を求める規定を定めています。
しかし、こうした規定の内容は各国において様々で相違点が大きく、同じ化学物質であってもラベルまたはSDSが国ごとに違うなど、異なる情報を表示している場合があります。化学品が世界的に流通している中、このように国ごとに表示内容が異なれば、化学物質の安全な製造、使用、輸送、廃棄が困難となるのは明らかです。
このような観点から、国際的に調和された化学物質の分類および表示方法が必要であると認識され、長年の検討を経て作成されたものが、「GHS」です。【収録内容】
第1部 序
第1.1章 GHSの目的、範囲および適用
第1.2章 定義および略語
第1.3章 危険有害性のある物質および混合物の分類
第1.4章 危険有害性に関する情報の伝達:表示
第1.5章 危険有害性に関する情報の伝達:安全データシート(SDS)第2部 物理化学的危険性
第2.1章 爆発物
第2.2章 可燃性ガス
第2.3章 エアゾールおよび加圧下化学品
第2.4章 酸化性ガス
第2.5章 高圧ガス
第2.6章 引火性液体
第2.7章 可燃性固体
第2.8章 自己反応性物質および混合物
第2.9章 自然発火性液体
第2.10章 自然発火性固体
第2.11章 自己発熱性物質および混合物
第2.12章 水反応可燃性物質および混合物
第2.13章 酸化性液体
第2.14章 酸化性固体
第2.15章 有機過酸化物
第2.16章 金属腐食性
第2.17章 鈍性化爆発物第3部 健康に対する有害性
第3.1章 急性毒性
第3.2章 皮膚腐食性/刺激性
第3.3章 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性
第3.4章 呼吸器感作性または皮膚感作性
第3.5章 生殖細胞変異原性
第3.6章 発がん性
第3.7章 生殖毒性
第3.8章 特定標的臓器毒性-単回ばく露
第3.9章 特定標的臓器毒性-反復ばく露
第3.10章 誤えん有害性第4部 環境に対する有害性
第4.1章 水生環境有害性
第4.2章 オゾン層への有害性附属書
附属書1 分類および表示のまとめ
附属書2 (保留)
附属書3 危険有害性情報のコード、注意書きのコードと使用法 絵表示のコードおよび注意絵表示の例
附属書4 安全データシート(SDS)作成指針
附属書5 危害の可能性に基づく消費者製品の表示
附属書6 理解度に関する試験方法
附属書7 GHSラベル要素の配置例
附属書8 世界調和システムにおける分類例
附属書9 水生環境有害性に関する手引き
附属書10 水性媒体中の金属および金属化合物の変化/溶解に関する手引き
附属書11 分離に結びつかない他の危険有害性に関する手引き