労働安全衛生マネジメントシステムISO 45001の経営マネジメントシステムへの統合ガイド
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平林良人 斉藤 忠 共著
図書
3,300 円(税込)
本体価格:3,000 円
ISBN:9784542402805
発売年月日:2019-11-08
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プレビュー(PDF)
※プレビューはPDFですが、商品はPDFではございません。
A5判・152頁
商品コード:340280
【概要】
~自組織の経営マネジメントシステムにOHSMSを統合するための手引書~
「組織の従業員が健康で衛生的な職場環境で業務に従事する」ことは、経営の必須事項であると言えます。そのための要求事項を示した規格がISO 45001ですが、自組織の現状にあわないマネジメントシステムを構築したとしても、ISO 45001本来の効果は発揮できません。
そこで、本書では、組織がISO 45001に基づく労働安全衛生マネジメントシステムを導入する際に、ISO 45001要求事項を事業プロセスに円滑に統合するための考え方と方策を解説しています。
具体的には、統合のための手順として、「トップから統合方針を示す」「適用可能性について理解する」「ISO規格の構成要素と事業プロセスとの関係を明確にする」「事業プロセスと規格要求事項を結び付ける」「標準書へ反映する」という観点から解説をしています。
「自組織の従業員の健康と安全を保障すること」は、組織が当然に果たす必要のある社会的責任です。この機会に貴社の経営マネジメントシステムに実効性のあるISO 45001 労働安全衛生マネジメントシステムの構築をご検討されてみてはいかがでしょう。
《本書の特長》
▼架空企業の事例を用いた解説をしています。架空企業の事例を貴社に置き換えて読んでいただくと、貴社の経営マネジメントシステムとOHSMSとの統合に大変有用です。
▼五つの手順による統合の具体的な進め方を紹介しており、またこの際に重要となる「プロセス」と「事業プロセス」について、特に詳細な解説をしています。
▼序章では、“ISO 45001の経営マネジメントシステムへの統合”について概要を述べるとともに、本書全体の内容を概説しています。
▼第1章では、ISO 45001労働安全衛生マネジメントシステムについて説明をしています。OHSMSの成り立ちなどから言及をしているので、基礎知識がない方でも理解がしやすいです。
▼第2章と第3章では、統合のために必要となる知識について言及をしています。第3章ではAPQC(米国生産性品質センター)とJSQC(日本品質管理学会)の各モデルを紹介しつつ、事業プロセスについて解説をしています。
▼第4章では、本書の目的である“ISO 45001の経営マネジメントシステムへの統合”の方法について、五つの手順・架空企業の事例を用いて解説をしています。
【目次】
序章 マネジメントシステムの統合
0.1 マネジメントシステム
0.2 マネジメントシステムのプロセス
0.3 経営マネジメントシステムの側面
0.4 経営マネジメントシステムの構造
0.5 ISOのマネジメントシステムの構造
0.6 経営マネジメントシステムとISO 45001マネジメントシステムとの整合
0.7 統合された経営マネジメントシステム
第1章 労働安全衛生マネジメントシステム規格
1.1 社会的ニーズ
1.2 自主的な対応をうながすマネジメントシステム
1.3 労働安全衛生の考え方
1.4 自主的な取組みの有効性
1.5 ISOとILOにおける規格開発の経緯
1.6 OHSAS 18001:2007
1.7 ISO 45001:2018の概要
第2章 プロセス
2.1 プロセスとは
2.2 プロセスの規模の大小
2.3 プロセス分析
2.4 プロセスの計画
2.5 プロセスの管理
第3章 事業プロセス
3.1 経営活動
3.2 事業プロセスのモデル
3.3 ISO 45001と事業プロセス
第4章 統合する方法
4.1 ステップ1:トップの統合マネジメントシステム構築の方針
4.2 ステップ2:適用可能性についての理解
4.3 ステップ3:ISOMSのシステム構成要素と経営マネジメントシステムとの関係の明確化
4.4 ステップ4:事業プロセスへのISO 45001要求事項の結び付け
4.5 ステップ5:労働安全衛生に関係する標準書にISO 45001要求事項を反映【関連書籍】
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