JIS使い方シリーズ
詳解 工場排水試験方法[JIS K 0102:2019] 改訂6版
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日本規格協会 編
図書
9,350 円(税込)
本体価格:8,500 円
ISBN:9784542304352
発売年月日:2019-09-12
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A5判・640頁
商品コード:330435~様々な強制法規で引用されている重要規格の解説本~
【概要】
本書は、2019年3月20日に追補改正されたJIS K 0102の解説書籍です。多くの強制法規に引用されているJIS K 0102は、排水事業者、分析業者、地方自治体ユーザーなどを対象とした内容が規定されており、社会的要請も年々強まっています。
実際にJIS K 0102を運用するにあたって、ただ規格を見て操作をするだけでは十分な効果を得ることは困難です。そこで、本書では、規格を実用されているユーザーのみなさまの視点に立ち、「より正しい分析結果を得ること」を目的に解説を行っています。また、JIS K 0102を一部抜粋して掲載をしており、大変利便性にも優れています。
JIS K 0102の改正に携わった委員による解説は、JIS K 0102の正しい理解を支援するだけでなく、日々変化を遂げる分析技術分野において、最前線で活躍されている研究者の知見を把握することを助けます。
JIS K 0102のユーザーの方はもちろんのこと、その他環境分野の業務に従事されている方々や検査機メーカーに従事されている方々などにお勧めします。JIS K 0102の理解をより深めるために、是非、本書をご活用ください。※本書には、JIS K 0102の全文掲載はしていません。JIS K 0102:2016 と JIS K 0102:2016/AMD1:2019 を併用していただきますようお願いします。
JIS K 0102とは?
JIS K 0102は、「工場排水試験方法」について定めた規格です。2019年に追補改正は、省力化、低コスト化、低環境負荷のための新技術や各種測定機器を取り入れることで、ユーザーの利便性を向上させることを目的としており、様々な面で組織の軽量化に資することができます。
また、水質の環境基準や排水基準、土壌や廃棄物関連の規制といった類の強制法規に多く引用されており、そのユーザーは多岐に渡り、これら強制法規との関連性を損なうことなく、継続的な改正作業が実施されています。【目次】
1 適用範囲
2 共通事項
3 試料
4 流量
5 試料の前処理
6 結果の表示
7 温度
8 外観
9 透視度
10 臭気及び臭気強度(TON)
11 色度
12 pH
13 電気伝導率
14 懸濁物質及び蒸発残留物
15 酸消費量
16 アルカリ消費量
17 100℃における過マンガン酸カリウムによる酸素消費量
18 欠番
19 アルカリ性過マンガンカリウムによる酸素消費量
20 ニクロム酸カリウムによる酸素消費量
21 生物化学的酸素消費量
22 有機体炭素
23 全酸素消費量
24 ヘキサン抽出物質
25 欠番
26 欠番
27 欠番
28 フェノール類
29 欠番
30 界面活性剤
31 農薬
32 溶存酸素
33 残留塩素
34 ふっ素化合物
35 塩化物イオン
36 よう化物イオン
37 臭化物イオン
38 シアン化合物
39 硫化物イオン
40 亜硫酸イオン
41 硫酸イオン
42 アンモニウムイオン
43 亜硝酸イオン及び硝酸イオン
44 有機体窒素
45 全窒素
46 りん化合物及び全りん
47 ほう素
48 ナトリウム
49 カリウム
50 カルシウム
51 マグネシウム
52 鋼
53 亜鉛
54 鉛
55 カドミウム
56 マンガン
57 鉄
58 アルミニウム
59 ニッケル
60 コバルト
61 ひ素
62 アンチモン
63 すず
64 ビスマス
65 クロム
66 水銀
67 セレン
68 モリブデン
69 タングステン
70 バナジウム
71 魚類による急性毒性試験
72 細菌試験
73 ウラン
74 ベリリウム附属書Ⅰ(参考)補足
電気伝導率における温度補正係数
不揮発性鉱物油類及び不揮発性動植物油脂類
フェノール標準液の標定
ドデシル硫酸ナトリウムの純度及び平均分子量の測定法
陽イオン界面活性剤
ふっ素化合物における蒸留操作
イオンクロマトグラフ法に用いる溶離液の例
硫化物定量用ストリッピング装置を用いる定量法
硫酸イオンの硫酸バリウム比濁法
イオン電極法によるアンモニウムイオン定量のための標準添加法
ナトリウムのイオン電極法
ヘキサメチレンアンモニウム-ヘキサメチレンジチオカルバミド酸による溶媒抽出法
銀及びバリウムのICP発光分光分析法
水銀, 銀及びバリウムのICP質量分析法
薄層クロマトグラフ分離-原子吸光法【関連書籍】
・JIS K 0101:1998 「工業用水試験方法」
・JIS K 0101:1998/AMENDMENT 1:2017 「工業用水試験方法(追補1) 」
・JIS K 0102:2016 「工場排水試験方法」
・JIS K 0102:2016/AMENDMENT 1:2019 「工場排水試験方法(追補1) 」
・日本規格協会グループでは、2015年9月国連サミットで合意された「Sustainable Development Goals(SDGs) 」を支援しています。みなさまの事業の環境対策への取組みに貢献するべく、ISO 14001(環境マネジメントシステム)関連書籍を多数発行していますので是非ご活用ください。
・関連書籍一覧はこちら をご覧ください。