JIS使い方シリーズ
接着と接着剤選択のポイント 改訂2版
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編集委員長 小野 昌孝
図書
4,180 円(税込)
本体価格:3,800 円
ISBN:9784542304093
発売年月日:2008-06-25
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A5判・360頁
商品コード:330409【概要】
“接着技術”の良否が品質を決める!
・新時代の接着剤選択・使用の基礎知識を身につけよう!
・見のがせない接着剤の環境性能基準についても解説!
・接着技術及びその標準化動向に精通した執筆陣による,信頼ある編集委員会!
あらゆる産業で活用される接着技術は,新機能化と高品質化が進む接着剤を上手に使いこなしていくことが大切です。
本書では,金属・木材・プラスチック・繊維など,多様な被着剤をほぼ網羅し,素材と実用条件の面から接着剤の選び方のポイントを解説します。
接着剤の品質と試験方法を定めたJIS規格の理解を深め,実務に役立つ,技術者必携の書です。【目次】
1. 総論
1.1 接着剤,粘着剤及びシーリング材の生産と用途(接着剤の生産と用途/粘着テープの生産と用途/シーリング材の生産と用途)
1.2 接着剤の位置付け(接着及び接着剤の定義/粘着及び粘着剤の定義/シーリング材の定義/接着剤接合の利点と欠点)
1.3 接着剤の構成(接着剤の主成分/溶剤/粘着賦与剤/可塑剤/充てん剤/老化防止剤/接着促進剤)
2. 接着剤
2.1 接着剤の種類と分類(主成分による分類/固化及び硬化方法(条件)による分類/接着強さによる分類/形態による分類)
2.2 系統別接着剤の概説(エラストマー系接着剤/合成樹脂系接着剤/混合系接着剤)
2.3 機能別接着剤(構造用接着剤/耐熱性接着剤/導電性接着剤/電気絶縁性接着剤/弾性接着剤/水中硬化接着剤/油面用接着剤/光硬化形接着剤/解体性接着剤)
3. 接着剤の選び方
3.1 被着剤(木材/金属/プラスチック/ゴム/ガラス/紙/繊維・皮革/コンクリート/セラミックなど)
3.2 実用条件(外力/高温/低温/真空/透明性/導電性/伝熱性/絶縁性/難燃性/制振性/耐水・耐湿性/耐薬品性/耐衝撃性/応力緩和性/耐久性/その他)
3.3 作業性(塗布性/硬化性)
3.4 コストほか
4. 接着向上技術
4.1 表面処理
4.2 プライマー
4.3 接着助剤
5. 接着剤の使い方
5.1 被着剤の準備
5.2 接着剤の準備
5.3 接着剤の適用
5.4 張り合せ
5.5 接着硬化
5.6 養生
5.7 検査
6. 接合部(継手)設計
6.1 構造接着の例
6.2 忌避すべき設計
6.3 ジョイントファクター
6.4 フィレット
6.5 応力集中の排除
7. 環境側面
7.1 環境対応のための基礎知識
7.2 環境性能基準解説
8. 製品(品質)規格にみる接着の実際
8.1 木質製品
8.2 建築
(内装下地/床仕上げ/壁・天井仕上げ/ノンスリップ/断熱材取り付け/外装タイル)
8.3 包装(ラミネート/段ボール/紙器)
8.4 電機・電子(マグネット/スピーカ/その他)
8.5 輸送機(ブレーキ/窓ガラス/絶縁レール)
9. 接着試験方法
9.1 規格体系
9.2 試験方法