国際競争とグローバル・スタンダード
事例にみる標準化ビジネスモデルとは
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経済産業省 標準化経済性研究会 編
図書
2,420 円(税込)
本体価格:2,200 円
ISBN:9784542301382
発売年月日:2006-03-23
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四六判・344頁
商品コード:330138【概要】
本書は、企業経営者、事業戦略担当者の方々に「事業戦略のツールとしての国際標準化」を深く理解し、「標準化活動の価値とその戦略的利用方法」を提供する経営戦略者必読の一冊です。
・競争企業を凌駕する“国際標準化”の価値とその戦略的方向性を提示!
・携帯電話、ICタグ、次世代DVD等の熾烈な産業競争。その勝ちパターンは?
・グローバル市場競争で抜け出し、利益を生み出す標準化ビジネスモデルは!【目次】
第1章 DVDにみる日本企業の標準化事業戦略-製品アーキテクチャ論による新たな勝ちパターン構築を求めて
1.1 はじめに
1.2 DVDの標準化プロセスと日本企業の市場戦略・競争戦略
1.3 日本企業の新たな勝ちパターン構築
1.4 むすび
第2章 光ディスクの標準化による国際競争と国際協調戦略
2.1 はじめに
2.2 光ディスク・ドライブのアーキテクチャ分析
2.3 国際協調と競合
2.4 補完型協業にみる標準化戦略への示唆
2.5 むすび
第3章 標準化の利益を阻むもの-第三世代携帯電話の事例
3.1 はじめに
3.2 IMT2000 デファクト競争を前提としたデジュールスタンダード
3.3 世界に先立って3Gが普及した日本市場
3.4 技術規格の国際標準化の限界
3.5 水平分業化への戦略的対応
3.6 むすび
第4章 標準化戦略の多面性-メモリー・カード業界における競争と協調
4.1 はじめに
4.2 メモリー・カードの規格と業界の概要
4.3 アプリケーションの多様性と「ブリッジング外部性」
4.4 垂直的な位置取り競争
4.5 むすび
第5章 自動車産業における部品標準化の経済的効果
5.1 はじめに-“日本のパラドックス”?
5.2 自動車産業における部品標準化の重要性
5.3 部品調達と標準-内部共通化から
5.4 部品取引の標準化(1)取引構造
5.5 部品取引の標準化(2)JNXサービスの効果
5.6 結びに代えて
第6章 自動車産業メーカーの標準化戦略-車載電子制御システムを中心として-
6.1 はじめに
6.2 自動車産業における標準化とJasPar
6.3 JasParで自動車メーカーがめざすもの
6.4 競争構造の変化と自動車メーカーに対する戦略的合意
6.5 むすび
第7章 車載電子システムにおけるデバイス・メーカーの標準化活動 -JasParにおけるルネサステクノロジの取り組み
7.1 はじめに
7.2 JasParとは
7.3 JasPar設立の背景
7.4 ルネサスの標準化活動
7.5 むすび
第8章 デジュール標準の仕組み
8.1 WTO/TBT協定
8.2 標準化のバリエーションと特徴
8.3 標準化団体
8.4 国際市場性
8.5 デジュール標準策定プロセス(ISO)
8.6 ケーススタディ