- interview
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動向を読み解き 企業にグローバルな未来を
- K.O
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JSAグローバルリサーチセンター 課長
2023年 中途入職
人間科学部 卒
- Q.1
- 入職の動機
前職の物流業界には18年ほど身を置き、輸送やエリアマネジメントなどの現場業務、本社での商品開発、さらには内閣府への出向など多様な経験を重ねました。その中で物流サービスの標準化に携わった際、日本の優れたサービスを海外で広めるにはルール形成(標準化)により市場を変えるアプローチが必要不可欠であると痛感したことが、転職を決めたきっかけです。より幅広い産業の方々とサプライチェーンの上流から深く関わり、国と民間の間に立つ当協会なら、他では成し得ない中立的で強力な支援ができると確信し、入職を決めました。
- Q.2
- 学生時代に力を入れたこと
高校からクラリネット演奏をはじめ、大学のオーケストラでさらに心血を注ぎました。多人数で一つの音楽を紡ぎ出す過程では、目指す方向性の認識共有や、各合奏へ向けた責任ある事前準備が必要となります。さらに、仲間の表現に素早く反応しつつ、自らのやりたい音を主体的に届ける力も必要です。こうした経験は、クライアントの意図を注意深く汲み取り、客観的な事実に基づき最適なネクストアクションを自発的に提示する調査・アドバイザリー業務など、現在の仕事でも大きく役立っていると感じます。
- Q.3
- 現在の仕事内容について
JSAグローバルリサーチセンターの役割は、世界中に散らばる最新の規制や規格の動向を収集・整理し、日本企業の海外戦略を支える有益な情報として提示することです。その中で私は、製造業やサービス業など様々な分野におけるオーダーメイドの調査業務を率いています。各国政府や標準化機関のサイトから言語の壁を越えて情報を集め、AIも駆使しながら構造を紐解く日々の実務は非常に刺激的ですね。難しいと感じるのは、事実の報告だけに留らず、お客様の強みに適した「次の一手」を提示するアドバイザリー業務です。しかし、深い専門性と先見性が問われるからこそ面白く、調査データをもとに議論を尽くし、新たな委員会設立などビジネスが動き出した瞬間には、この上ない喜びを感じられます。
- Q.4
- 仕事のやりがいや魅力
世界中に点在する標準や規格の情報は、一企業が個別に収集して全容を理解するには多くの困難を伴うものです。だからこそ、私たちが間に立つ価値は非常に大きいと感じています。お客様のニーズを丁寧に聞き出し、行間を想像しながら真の課題に応える調査資料をつくりあげていく。そのようにして、納品した成果物に対して直接喜んでいただけた時の嬉しさは格別です。その後にお客様がISOの新たな委員会を立ち上げるなど、自らの関わった調査がグローバルなルール形成の第一歩に貢献できたと実感できる瞬間にも、大きなやりがいがあります。
- Q.5
- 日本規格協会ならではの強み
当協会の最大の強みは、規格開発から出版、研修に至るまでを一貫して手掛ける総合的なビジネス基盤です。中でも調査部門においては、標準化を主軸に据えた質の高いアウトプットを提供できる点が他社との決定的な違いといえます。さらに、社内には製造業やエネルギー産業など多様な業界出身者が集っており、頼もしい限りです。オフィスのフリーアドレス化によって、何気ない隣席との会話から目に見えない有益な知見を日々吸収できる環境も味方しています。この多角的な知見の集積こそが、唯一無二の強みではないでしょうか。

- Q.6
- 仕事を進める上で大切にしていること
クライアントの「真の意図」を徹底的に理解することに最も重きを置いています。それは、言葉に表れている要件の奥に、潜在的なお困りごとがある場合が多いためです。そのため、お客様をとりまく業界の課題など背景情報を収集・分析するとともに、お客様の中期的な戦略や経営状況等についてできる限り把握することに努めます。その上で、調査を通じてお客様が採るべき選択肢をご提示し、解くべき課題へのアプローチを提示することを心がけています。こうした本質を深く掘り起こすプロセスは決して容易ではありませんが、誠実に顧客と向き合うためには不可欠な姿勢。前職の物流業界で叩き込まれた対話スキルも大きな強みとなっています。
- Q.7
- ある1日の仕事の流れ
(フレックス制度を活用)
資料作成
業務整理
- Q.8
- 今後の目標・キャリアビジョン
現在、政府も重点分野における標準化の活用を活発に推進しています。私たちの調査事業がその加速を支える一助となれるよう、まずは日々の実務に磨きをかけたい考えです。日本の製品が海外で正当に評価されるためには、日本発の評価軸を確立し、欧州などの規格に押し流されるリスクを排除しなければなりません。そのために今後は、特定産業への専門性と未来を見通す「先見力」の強化が必要だと実感しています。将来的にはさらに一歩踏み込んだ戦略的提案を行い、クライアントの喜びや大きなビジネス変革を引き起こしていきたいです。
- Q.9
- 休日の過ごし方
平日はフレックス制度を利用し、子どもを保育園に送った後に出社をするなど柔軟に働いています。その分、休日は全力でリフレッシュする日々。アグレッシブな二人の息子たちと公園で走り回りますが、激しい運動量に必死で食らいついています。料理もよくするほうで、子どもたちが野菜をたくさんおいしく食べられるよう工夫し、綺麗に完食してくれる瞬間は幸せですね。また、気の合う仲間4〜5人と少人数で集まり、大好きなクラリネットを演奏して心を通わせる時間も大切です。
- Q.10
- 就職・転職活動中のみなさんへのメッセージ
現在のビジネス環境は多様化し、業界横断的な取り組みが不可欠な時代を迎えています。そのため、企業の競争力を左右する「標準化」の果たす役割は極めて大きいです。当協会はまさに、自らの専門領域や様々な産業で培われた経験をフルに発揮できる場所。顧客の悩みを解決し、喜んでいただくことにやりがいを見出せる方には、この上なく面白い環境と言えるでしょう。学生のみなさんには、大学時代に幅広い分野を主体的に学んでほしいです。その視野の広さはきっと、将来様々な産業を支援する際の強力な土台になりますから。


