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成長を実感する22日間 ~「品質管理と標準化セミナー」へ参加して~

2019/11/28

2017年度の「品質管理と標準化セミナー」関西教室へ参加いたしました。22日間で問題解決に役立つ統計的方法や品質管理の知識を網羅できるとても有難いコースです。参加の動機は、まさにその品質管理の知識を身に着けたいとの思いです。
弊社工場の品質事務局業務に就き工場内へ色々と発信しなければいけないのに、ベースとなる知識が不足していたので、コレを受講すれば何とかなるのでは?との期待と、JIS品質管理責任者の資格も得られるとのお得感から参加いたしました。
しかしながら、あれはセミナー開始の少し前、会社へ重い段ボール箱がドサッと送られ(22日間のテキストが入っている)、その開始の合図を皮切りに、気楽な期待感は見事に吹き飛ばされました。毎月4~5日の講義×5か月間のコースだったのですが、その間、溜まってしまう業務に溺れながら、特に宿題とテストに大苦闘いたしました。家の中で勉強できるスペースを確保し、家族が遊びに行っても、家に置いてきぼりにされながら、テキストを見てもさっぱり解けない!と独りで怒ったり泣いたりして取り組みました。しかし、あの苦い復習の時間が、理解の醸成に繋がったと言えます。
セミナーのもう一つの目玉である改善テーマ指導は、正直うまくこなせなかったのですが、指導講師や他の受講生の皆様より様々なアドバイスを頂くことが出来ました。それが今でも改善活動に取り組む際のヒントになっていると感じます。
セミナー受講の結果はと言いますと、かなりジワジワですが絶大に効いていると断言いたします! 品質社則の見直しや方針管理等、最低限で済ませていた業務が、ココは明確にした方がよいのでは?上位や横との整合性はあるか?など考え方の視野が広がりました。変更管理のデータ検証も、以前は前任者から引き継いだエクセルへ数字を入力し機械的に検証するだけだったのですが、中身を理解して確信を持って統計的に判断ができるようになりました。
末筆になりましたが、同期受講生の皆様へ、愚痴やランチに温かくお付き合い下さいましてありがとうございました。講師先生方と規格協会事務局の皆様へ、充実した研修の場を与えて下さりましたことを感謝いたします。


≪事務局より≫
研修期間中は、通常の業務に加え、宿題にテストと学生さながらの生活との両立になりますが、仲間と乗り越えた苦労は何倍も何十倍にもなって、ご自身を成長させることでしょう。理論と実践を体系的に学ぶ22日間を是非経験してみませんか。


日本規格協会 品質管理と標準化セミナー 詳細はこちら↓ https://webdesk.jsa.or.jp/seminar/W12M1010/index/001/001/001
※2019年度コースは全て終了いたしました。



下安 章子 (三井化学株式会社 大阪工場 管理部 品質保証G)

工場内のQMS事務局担当。
内部監査、社則対応や教育などの業務に就いている。