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CEN/TC428「ICTプロフェッショナリズムとデジタルコンピテンス」は、ICTプロフェッショナリズムに関する規格が、AIシステムの開発にICTプロフェッショナリズムのコンピテンスを組み込むために、欧州のAI政策をどのように支援できるかに関する白書を発表した。

欧州議会で人工知能に関する法整備が進む中、また欧州技能年（European Year of Skills）という背景もあり、AIの責任ある利用方法や、欧州が現在直面している技術技能格差への対処方法について多くの議論が行われている。CEN/TC 428による新しい白書は、人工知能におけるICTプロフェッショナリズムの役割と、欧州の標準化を用いてそれをどのようにサポートできるかを総合的に検討するために、これらの重要な議論を整理したものである。

CEN/TC 428「ICTプロフェッショナリズムとデジタルコンピテンス」は2014年以来、ICTプロフェッショナリズムの標準化成果物を開発してきた。これらの規格や成果物の例としては、EN 16234-1:2019「e-Competence Framework (e-CF) - A common European Framework for ICT Professionals in all sectors」やCEN/TS 17834:2022「European Professional Ethics Framework for the ICT Professionals」などがある。

この経験に基づき、CEN/TC 428は白書の中で、ITプロフェッショナリズムとAIをより良く結びつけるための一連の勧告を提示している：

・ICTプロフェッショナリズムの標準化と首尾一貫したAI標準化ロードマップを策定し、新たなAI固有の標準を構築するとともに、AI固有の標準をサポートするために既存のICT標準を改訂する
・新しいAI標準がICT標準と一貫性を持つようにし、ICTプロフェッションおよび関連組織構造全体にわたってその持続可能性と適用性を強化する。



人工知能（AI）とICTプロフェッショナリズムの交差点についてご興味のある方は
こちらから白書全文をご覧ください。

[ジュネーブ事務所]

https://www.cencenelec.eu/news-and-events/news/2023/brief-news/2023-06-30-ai-and-ict-professionalism-standardization/